2006-09-26

書店で見た瞬間、「表紙が何かエロい！」と思いましたよ。

上田先生が体調不良で暫くお休みしていたので、久しぶりの新刊です。
メガテニストで漫画好きならば外せない作家さんだと思っていますし、普通に面白い漫画なので新刊は喜ばしい限り。
そういえば、ペルソナ3もライドウも時間がなくて全然進んでないや…orz

犬や猫、鼠などの動物を媒介し人間に感染・寄生し、感染した人間は人を喰らう「ナイトシフト」へと変貌する。
感染したものの自我を保ち、ナイトシフトを狩る力を得た少年・長沢は夜毎、ナイトシフトを狩ってゆく…
という、ダークホラー漫画です。

絵柄と設定、世界観や雰囲気がマッチしていて面白い漫画だと思いますよ。
舞台が変に広がっていかない、登場人物が多くなりすぎていない、というのが明確な敵役ではなく感染して増えてゆくある種のウィルスのような脅威に対する少年を主人公に据えるこの漫画において、良い方向に働いていると感じてやみません。

この主人公の長沢がまた不幸で。
鼠に噛まれてナイトシフトに感染し普通の人間ではなくなり、否応無く闘わされる、というお決まりといえばお決まりなパターンと言えなくもないですが、弱みを握り闘わせている男が性格が悪かったり何だかんだで不幸。
彼の性格が積極的でないのが良いエッセンスになっているのは間違いない…ハズ。
あとがきで度々「よい目をみさせてあげたい」とありますが、今のところは意中の白井さんと仲良くなったくらいか。
報われて欲しいものです。

4巻収録分で、殺人事件と新種のナイトシフトが現れたりと物語は大きく変化。
感染は身近に及び、ますます面白くなっています。

欲を言えば、もう少し発刊ペースが早いといいなぁ。
前巻までの内容を忘れてしまっている部分があったりしてしまっているので（笑