4月13日付ポートフォリオと、XOMを売却してVHTを購入した話
米国株式市場は4月13日、
【NYダウ】24,360.14
【S&P500】2,656.30
【NASDAQ】7,106.65
で今週の取引を終えました。
為替や10年債利回りは以下の通りです。
【ドル円】107.41
【10年債利回り】2.83
【WTI原油先物】67.33
【VIX恐怖指数】17.41
【フィラデルフィア半導体指数】1,329.40
今週は米中貿易摩擦懸念やハイテク企業への規制懸念が和らいだものの、シリア情勢の地政学的リスクにより株価は上下に大きく動く日が続きました。
弊ポートフォリオの損益率は-3.28%から-1.53%に改善しました。
為替が円安方向に振れたことで円建て評価額も少し含み損が減りました。
シリア情勢に絡む地政学的リスクにより原油価格が約3年ぶりの高値になったことで、保有していたエクソンモービル【XOM】の株価が上昇しましたので薄利で利確しました。
売却した理由は、わかってはいたのですが、エネルギーセクターは原油市況に株価や業績が大きく左右される特性が、自分にとって自信を持って腰を据えて長期保有するのが難しそうだと判断したからです。
直近の底値に近い株価で取得していましたし、配当利回りも4%あったので持ち続けていた方が利益が大きくなったんでしょうけれどもね。
前に原油ETFを持っていた時にも思ったのですが、自分には商品市況の影響が大きい銘柄はあまり向いてないかもしれません。
特性を理解して、納得して投資したつもりでしたが、持ってみないとわからないこともあるのが難しいところです。
エクソン株を売却した資金で「バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF 【VHT】」に新規で投資しました。
ヘルスケアセクター、特に製薬会社は新薬の開発に成功すれば大きく業績が伸ばせるものの、効果が認められないとなれば開発費用が嵩むというイメージから、製薬中心の企業には投資しないつもりではいました。
医療機器や一般消費者向けの商品にも強みを持ち、配当も手厚いジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)に買い増ししていくつもりで投資しているので、それで十分かなと。
しかし、VHTのパフォーマンスがS&P500を上回ると知って興味が出てきたのがつい昨日のこと。
チャートを見て、新薬開発の伸びを取りつつ、リスクが分散されている効果が出ていると感じました。
調べてみると、VHTはドラッグストアや健康を維持する目的の業種(温泉なども含むそうです)も幅広く組み入れているみたいです。
世界的に高齢化社会になっていく見込みであることと、ヘルスケア業界では米国のシェアが大きいことも成長を期待できるセクターです。
そして、個人的には本業での収入が多くはないのである程度はキャピタルゲインを狙っていくリスクを取りたいと考えていたこともあってVHTに投資をしました。
キャピタル狙いとしてはQQQを持っているものの、ハイテクセクター比率をこれ以上高めるのはちょっと…と考えて、バークシャー・ハサウェイ【BRK.B】への投資を検討していたところでした。
バークシャー・ハサウェイは無配で成長への投資に回している企業ですが、将来的には配当の額を増やしたい、少なからず配当や分配金が出る銘柄の方が長期保有していて心労が少ないと考えているのでVHTに投資を決めたというわけです。
ちなみに、現在のVHTの年間利回りは1%です。
ヘルスケアはディフェンシブなセクターなので、今懸念されている地政学的リスクにも強いかな、と思い即日購入した次第です。
決算発表シーズンに突入し自分の保有銘柄ですと、来週は17日にジョンソン・エンド・ジョンソン、20日にプロクター・アンド・ギャンブルが決算を発表します。
米国株中心の投資を始めてから初めての決算発表シーズンなので、少しソワソワしています。
という記事を書いていたら、シリアへの軍事攻撃が開始されたとのニュースが…
来週も世界情勢は荒れそうですね…