かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜(3)

かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜(3)/桂遊生丸 原作:あかほりさとる

主人公・はずむは地上に墜ちてきた宇宙船との事故で死亡するが、異星の技術により女性として蘇生する。
といった性別逆転モノです。


原作があかほりさとるということで当初はスルーしていました。
私と同世代の人の中には、昔はあかほり作品にハマったけど年を重ねるごとにどうでもよくなっていったというオタクの人もいるのではないでしょうか。周りにも数人いますが、私はそうです。
先入観というかそういう意識があったのですが、読んでみて避けていたのは損だったと思いました。
面白い。脱帽です。先入観よくない。


はずむが女の子になったことによって親しい友人達を含めた恋愛関係に変化が訪れるワケですが、これが切ない。
幼馴染ではずむのことが好きな女の子・とまり、はずむが好きだった女性しか好きになれない・やす菜、親友の明日太…
女になってしまい時々戸惑うはずむの心理と、はずむ・とまり・やす菜の三角関係が見所。
今巻のラストでは衝撃の展開になり先が気になって仕方ありません。


あかほり氏は恋愛モノを書けばこれだけ面白いなら、バトルを廃した原作も積極的に書いてもらいたいものです。過剰なエロも要りません。
少年向けに需要はあるのでしょうけど。マガジンのアレとか。
私も小中学生の時はラムネとか爆れつハンターとかにハマったクチですけどね。