ニニンがシノブ伝


ニニンがシノブ伝/古賀亮一(Amazon)


ニニンがシノブ伝、最終巻発売です。
本当、ここ数ヶ月で好きな漫画が最終巻であることが多い。


シノブ伝は、1話完結型のドタバタ忍者ギャグ漫画で、
テンションの高いギャグの連発で腹がよじれるくらい笑える漫画です。
ちょっと下ネタ多目なので注意。
何か毎回、ギャグ漫画のレビューの時は「勢いがあって〜」とか書いている気がしないでもない。


忍者学校に通うくのいち・シノブが主人公ですが、
真の主人公は謎の黄色い球体生物・音速丸
異論はないですよね?

作者も忘れていたようですが、こいつ鷹って設定だったねぇ…


やっていることは「ゲノム」と大差ないという説もありますが、
シノブ伝には、忍者見習いの生徒達を含めたキャラクターの多さによる集団ギャグがあると、
音速丸の体の大きさや形を変えることができる軟体という特徴を活かしたギャグがあります。

今回、さすがにコレには腹を抱えて笑わずにはいられなかった。


ほとんどのコマが暴走したネタで、話が破綻してもおかしくないテンションでありながら
キチンと各話がそれぞれまとめられているのは、さすがの一言。


シノブの楓に対する百合っ気も忘れてはいけない要素ですね。
ギャグに埋もれがちでしたが、よいエッセンスになっていて百合スキーな私は相当楽しめたものです。
何かとゲノムと引き合いに出されるシノブ伝ですが、
シノブ伝は主人公、ゲノムは主人公以外が百合っ気強めという部分で楽しむ箇所が多少違っていたり。


主役、脇役問わずいい味出しまくりなのも特徴的で安定して楽しめる良質のギャグ漫画で、
五年半楽しく笑わせていただきました。
お疲れ様でした。
寂しくはありますが、これからの楽しみは「新ゲノム」ということでひとつ。
個人的には音速丸よりもパクマンさんの方が笑えるので!(台無しだ



ニニンがシノブ伝 (4) (Dengeki comics EX)

ニニンがシノブ伝 (4) (Dengeki comics EX)