程よいギャグと柔らかさ - 宙のまにまに(1) ★★★★☆



宙のまにまに(1)/柏原麻実(amazon)


アフタヌーン連載中の天文部漫画。


読書好きの少年・朔が7年前に住んでいた町に引っ越して、高校生になったところからお話は始まります。
入学した高校で再会したのは、幼馴染で幼少期の恐怖の象徴ともいえる少女・美星。
基本的に朔と美星のドタバタギャグと天文部のちょっと良いお話の漫画。
飛びぬけた面白さはありませんが、こういう漫画は好きです。



美星に見つかり、逃げ回った末の再会。
二人のこの温度差というか反応のギャップが堪りません。
お約束のように朔が美星を徐々に受け入れていくのですが、それでも振り回され不幸である意味幸福な日常が展開されていくのは変わりません。




小悪魔、いや悪女…!
素でこういう誤解されるような言い回しするあたり、天然って怖いと思わされます。
美星の言動でクラスでの立ち位置が誤解されて変に認識される朔。



これは誤解もするよ!
というか、そういうふうにしか認識できない。
素で言っているんだから怖ろしい。
ある意味、羨ましくもあるけれど。



ヒレがついて誤解されっちゃったよ!
美星の振り回しっぷりが良すぎます。




デデデッデデッデーレー♪
BGMが火サス!吹いた(笑)
たまに脈絡もなくパロディネタが入るのが侮れない。




ギャグだけではなく、もちろん天文部の心温まるちょっといい話もありますよ。



宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)