カラクリオデット(1) ★★★★☆
普及まではしていないものの、アンドロイド・ロボットが作られるくらいの技術のある世界観で、アンドロイドのオデットが「学校に行きたい」と博士に言うところから始まるお話。
アンドロイドが人間との生活の中で人間らしい感情を持ち成長していく、という珍しくないテーマながらも、その成長の仕方や要因のさじ加減がとても良い。
学校に通っているオデットがアンドロイドであることは、教師は知っているが生徒には一応秘密。
クラスメイトの友達ができ、ロボットと知っても自然に接してくれる先輩もでき、本当に少しずつ成長していきます。
全体的な雰囲気として柔らかさ・優しさに包まれている印象で、急すぎる展開もなく読んでいて心地よい。
なんというか、見守る親の心境で読んでいるような感覚でしょうか。
オデットのアンドロイド故の無垢さや、抜け加減が可愛らしく思えるのも良いですね。
- 作者: 鈴木ジュリエッタ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/06/19
- メディア: コミック
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