断罪者(3)
「銀髪+ゴスロリ+大鎌&少女」で私のツボを突きまくりなキャラ・アンジェラを擁し、さらには百合展開までやってくれる漫画がこの「断罪者」。
3巻はメグの幼少の時の話と、アンジェラが探していた人物と出逢う話がメインです。
そして作者自ら「オヤジ祭」と銘打つくらいにオヤジ率が高い巻となっています。
今回は少し辛口な評価ですが、好きな作品故に。
メグの幼少時代はネパールを舞台として、牧師であるメグパパが子メグを連れてネパールに布教活動にきている話。
3巻の約2/3を占めている話で、作品単位でみれば必要なエピソードだとは思うのですが、正直私はあまり好きなエピソードではありません。
異教徒間の交流がうまくいかず不幸の連鎖が起こるという内容で、内容的に好きなものではありませんでした。
後半のアクション面でも、割とムチャで何か物足りなさを感じるもので残念。
このエピソードを読んで再確認したのは、私はアンジェラありきで読んでいる部分もあるせいか、アクションに関してはアンジェラのバトルを期待して読んでいるのだなといったことでした。
過去編が終わってからの、「因縁のある人物が仲間として登場する」という少年漫画の王道の展開にはあまり燃えませんでした。
人数が増えたせいか、はたまた敵が有象無象のザコキャラだったせいか、アクションシーンはあっさりしすぎてしまっています。
アクションシーンがもっと燃えるものになれば、と願わずにはいられません。
過去編のネパールな服のアンジェラを見て、改めてゴスロリのが好きだと再認識。
アンジェラが姉ぶるよりも、メグが姉のような役割を果たすほうが明らかに良いですね。
例えアンジェラの実年齢がン百歳であろうと。
敵方の親玉登場!しかも渋いオヤジ!さらに紳士!
実は渋いオヤジキャラ好きなのですよ。
渋いオヤジと幼女の組み合わせは絵になりますね。
パッと見、変態チックなのがまた何とも。私がおかしいですか、そうですか。
この辺りで次巻に続きます。
「ガム」本誌は読んでいないのでどういった展開になるのか知らないですが、次はアンジェラとこのオヤジのバトルが期待できそうで楽しみです。
断罪者―Tetragrammaton labyrinth (3) (Gum comics)
- 作者: いとうえい
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: コミック
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