はやて×ブレード(5)
「はやて」といえば「ハヤテのごとく!」も良いですが、「はやて×ブレード」もね!
「×」は発音しないものとばかり思っていましたが、良く見ると「はやて クロス ブレード」なのですね…
5巻になってようやく気付きました。
好きな漫画なのに!
「女だらけの剣劇コメディ」と謳われているだけあって、ほぼ女性キャラのみの漫画。
”剣待生”と呼ばれる剣に秀でた生徒が、”刃友”と呼ばれる相方と二人一組になって上を目指すというもの。
ストーリーの根幹はシリアスに思えるのですが、登場キャラが色々な意味でとにかくバカばかりでコメディベースの漫画となっています。
とにかくバカばかりで、サブタイトルには”バカ”の二文字が入っているくらい。
ツボにハマれば堪らなく面白い。
半分以上がギャグをやっているのですが、燃える場面も多くて漫画そのものも面白いですよ。
今巻のあとがきに「全員主人公みたいになってるといいかな」とあるように、様々なキャラにスポットがあたっているのですが、何か引っかかるというか物語が引き締まらないというか。
群集劇は好きなので構わないのですが、そうでない方は何かしっくりこないかもしれません。
人間関係にかなり因縁があり、友情を超えた部分もあるのでジャンルとして「百合」にしてありますが、その辺りの捉え方は人それぞれでしょうね。
私は百合チャンバラと思っています。
今巻は剣待生のトップランカー同士の戦いがメインで、会長・天地ひつぎと宮本静久のコンビが主人公といって差し支えないでしょう。
決め技(?)”剣の舞”。
有名な曲で舞うのかと思えば…
って、光GENJIかよ!
私の世代でギリギリわかるかどうかですよ!
ちなみに私はこの曲はわかりません。
今の高校生とかは絶対わからないだろうなぁ。
会長は好ましいバカです。
そもそも、この漫画のバカには好ましくないバカなどいないのですが。
リアルでもバカは感染しますよね。
目が輝いている静久がまた良い。
一方、本当の主人公・はやてと綾那組。
「できないことはあってもいい。その代わりできることは誰にも負けないくらいになれ」と、いい話です。
やはり、はやてが一番のバカだよ!
天然って怖いですね。
もう、全編こんなノリで堪りませんよ。
- 作者: 林家志弦
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