とかげ ★★★★☆
呪いにより輪廻転生を許されず、死に続け生き続ける魂となった「とかげ」。
呪いを解くために術者の生まれかわりを探して、死体から死体へと魂を移してゆく。
霊脈が歪むとして、環境省の機関が「とかげ」を追いかける。
器の限界によりとかげが次に移った身体は、事故により死亡した少女・夕佳の身体。
それにより(義理の)弟の忍武と、寺の住職の祖父はゴタゴタに巻き込まれてゆく。
といった漫画で、面白い作品。
軽いところもあるが、かなりいい性格の「とかげ」。
一見悪人風な性格ですが、忍武を結構気遣ったりとそうでもなさそうな。
過去や呪いの話のくだりや、「生きて死にたい」のセリフは、切なさすら感じる。
男の魂のようですが、身体は忍武の憧れの姉の身体とあってこんなことも。
いい性格だ。
身体は”死体”なので「手が冷たい」のセリフなんかは、くるものがあります。
坊主がカッコエエ!
脳天に傷痕、耳はピアスだらけ。ちなみに住職の弟子。
活躍しないかなぁ…(ツボったらしい。
というかさ、何でこの漫画の大人はチンピラみたいな大人ばかりなんだい?
公的機関の女上司は性格悪いし、部下のメガネが可哀相だ。
性格の良い女性キャラは、死んでしまった夕佳姉ちゃんくらいなもの(とかげは除外)だから、この幼女が悪女じゃないことを望む。
- 作者: 灰原薬
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/07/25
- メディア: コミック
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