初版限定でペーパー付きです　-　惑星（ほし）のさみだれ(2) - なんてことない毎日の趣味と生活と投資活動

初版にはカラーのペーパーが付いてきます。
「描きたいから描いた」という水着イラスト。
前情報ナシでこういうものが付いていると嬉しいですね。

というワケで「惑星（ほし）のさみだれ」第2巻です。

魔法使いの泥人形と、地球を焼き菓子の如く破壊する最大の泥人形”ビスケットハンマー”を破壊し地球を守る・指輪の騎士の戦いの物語…なのですが、メインの二人がちょいと変わっているのがこの漫画の特色です。

地球を守る指輪の姫君・さみだれはビスケットハンマーから地球を救った上で、自らの拳で地球を破壊しようとする魔王。
主人公でトカゲの指輪の騎士・夕日は破滅を望む歪んだ性格で、さみだれに忠誠を誓う僕。
歪んでますが、狂っているわけでも異常者というわけでもないのがミソ。

二人の関係が羨ましくも思えるのですよ。

2巻は、姫以外はどうなろうとかまわないと考えていた夕日に大きな影響を与えるドラマッティクな展開もあり、俄然面白くなってきました。
魔法使いや泥人形など謎も多く、伏線もあるので先が楽しみな漫画です。

ストーリーの根幹はシリアスさを感じさせながらも、随所に見られるコメディ部分がこの漫画の味かと。

先生、カッコ良すぎるぜ！
こんな大人になりたいものです。
危ういものの、ハゲたくはないですけれど。

劇中アニメがやたらと血塗れな魔女っ子モノで、これで短編を描いて欲しいと思うようなものだったり。
単なる劇中アニメに留まらない部分がありますし。

一度でいいからこんな告白をしてみたいものです。
というか、こんな行動が取れるくらいにポジティブに生きてみたい。

コメディだけでなく、魅せるべきところは魅せる、なかなかに面白い漫画です。