あさっての方向。(1)/(2)

 
あさっての方向。(1)/山田J太(Amazon)
あさっての方向。(2)(Amazon)


3巻の表紙に惹かれて、3冊まとめ買いしてしまいましたよ。
とりあえず2巻まで読みましたので、2巻までの感想をば。



お兄ちゃん大好きな少女・五百川からだ。
兄の五百川尋と二人暮らし。


尋と同僚で付き合っていた女性・野上椒子。


からだは大人になりたいと、椒子は過去に戻りたいと、願う。
そして願いは叶った…



というわけで、子供が大人に、大人が子供になってしまったというお話です。
「願い石」という石が願いを叶え、炭になってしまったので、元に戻るため別の「願い石」を探す−というのが大筋のストーリー。
3巻をチラッと読んだところ「願い石」に関しての話が展開されていましたが、1・2巻では「身体が成長・幼児化」してしまった二人の女性にスポットが当たっている形。



からだの、中身が小学生のまま身体だけ大人になってしまったことによる困惑と、それ以上に周囲の世界の反応や、願っていた「大人」とのギャップ、そういったものに振り回される感情がキモでしょう。
現状の自分を理解してくれている人間は僅か、でも見た目が違うだけでこんなにも接し方が違う……そのショックは計り知れない。
かくして、信じられるのはお兄ちゃんだけ、という状況で2巻は終了。
先が気になるじゃないですか!


椒子の方は「見た目は子供、中身は大人」なので、世間から子供扱いされる程度ですので問題ナシ。
元々気丈なくらいの性格みたいで、単独行動もお手の物ってな感じでどこか行ってしまいましたし。
とりあえず、子供バージョンの眉毛の短さが気になって仕方ないです。



尋・からだの兄弟は、単なる「両親がいない兄弟」ではないという設定をはじめ、良い設定・題材だと思います。
アニメ化もしているようですし、見せ方如何でいくらでも面白くなるんじゃないかと。


とりあえず、3巻を読んだらまた感想を書くつもりです。



あさっての方向。 1 (BLADE COMICS)

あさっての方向。 1 (BLADE COMICS)


あさっての方向。 2 (BLADE COMICS)

あさっての方向。 2 (BLADE COMICS)