この情熱を忘れてはいないだろうか? - つぶらら(1)
オビの裏側に「百合」と書いてありますが、これは百合漫画ではないと断言したい。
まぁ、そんなことは関係なく面白いのですが。
アイドルグループ「キャラメル☆エンジェル」命!な少女・つぶらが主人公。
アイドルオタクであることをカミングアウトできるはずもなく、いつの間にやら「クール」「ワル」「責任ある人」と只者じゃない謎な人としてクラスメイトから認識されている辺りが面白い。
「アイドルオタクモノ」と言ってよいのかわかりませんが、妙な爽やかさをもった和む漫画です。
授業が終われば17時からの「夕日に☆キャラメル」を観るために直帰する毎日。
ある日、ビデオが絡まってテレビデオを破壊。
母親は「責任を持って自分で買いなさい」と。
そんなこんなで学校帰りに電気屋の店頭で「夕☆キャラ」を見、バイトを探す日々へ。
そんな中、深夜番組でやっていたキャラ☆エンのライブの話を男子クラスメイトがしているのを聞いてしまいます。
その番組のDVD-Rを盗んで(返却済)、視聴覚室で鑑賞(授業をサボって)。
せ、切ない…
「ホロリ」と涙を浮かべるのがもう切なすぎる!
私もオタクですが、ここまでひとつのことにかけられる情熱をどこかに忘れてきてしまったように感じて、切ない。
バイト代で無事テレビも買い、自宅で「夕☆キャラ」を観れるようになったつぶら。
でもビデオはまだ買い直していません。
やらかして引き受けた体育祭応援団長の仕事をすっぽかして直帰。
テレビの前で踊ってます。(いつも)
クラスメイトには自宅で自主練習していたのだと思われました。
なんというかこの勘違いのされ方はある種、クラウザーさんに通ずるものがあるようなないような…
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