時代を先取りしすぎた迷作 - バーコードファイター
バーコードファイター(上)/小野敏洋
バーコードファイター(下)/小野敏洋(Amazon)
10数年前に「コロコロコミック」で連載されていた漫画です。
2004年に復刊されており、気になっていたので購入。
懐かしい。
その昔流行った「バーコードバトラー」を扱った漫画。
当時、小学生だった私もご多分に漏れずハマり、家中のバーコードを切り抜いたのは懐かしい思い出です。
1話で主人公の烈がバーコードを探しているシーンは鮮明に覚えています。
が、問題の話は覚えていませんでした。
幼い私にはショックすぎて、記憶の彼方へ封印したのかもしれません。
そう、この漫画が有名なのはトンデモないヒロインの存在にあります。
ヒロイン・さくら。
上の画像の左側にいるコです。
憂いを帯びた表情がとても可愛いコです。
しかし、11話目に驚愕の事実が明かされました。
実は男。
※注:掲載誌はコロコロコミックです。
あまりの出来事にショックを受けて4日間寝込んだ読者もいれば、違う世界に目覚めた読者もいるとのことです。
きっとバーコードにトラウマを持ってしまった少年もいたのではないでしょうか。
今の少年誌には男だから萌えるキャラも多いですが、かみれ…小野先生、時代を先取りしすぎです。
※男です。
10数年ぶりに読み返していて、私の中で何かが音を立てて崩れたような気がします。
当時にこれを読んだ時に崩れなくてなくて本当に良かった。
作中でこんなこともやってました。
男が男に告白。
※注:掲載誌はコロコロコミックです。
上連雀先生がどういう方が知っている今なら普通に思いますが、当時にコレは…素晴らしすぎます。
終盤の超展開も気になりません。
とりあえず、男でも可愛いモノは可愛い、という結論で。
復刊版の表紙がまた、可愛いから困る。
- 作者: 小野敏洋
- 出版社/メーカー: ブッキング
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: コミック
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