よつばと！(6)

よつばと！(6)/あずまきよひこ(Amazon)

やっぱり良いですなぁ、「よつばと！」は！
私もご多分に漏れず、夏休みが終わったらどうなるんだろう、と思っていたクチでして。
でも夏が終わっても、やっぱりよつばはよつばで日常は続いていく。
風香達の学校が始まっても、日常は輝き続けている。
ノスタルジーとともに幸せな日々を思い出し、本当に日々に疲れた大人にこそ読むべき漫画ですわ。

この巻ではなんといっても、よつばが自転車に乗るということが最大の出来事。
自転車により行動範囲が広がり、まさにオビの通り「世界はひろがっていく」。
このオビのフレーズは秀逸です。
世界は広がっても、日常はあくまで日常という印象を与えるのが素晴らしく良い。
全ての出来事は普通の日々でありながら、毎日が大切な日々だと思わされます。

第40話の「よつばとはいたつ」は文句無く珠玉のエピソード。
よつば一人での自転車の初めての大冒険というのも然ることながら、キチンと叱るとーちゃん。
普通のことなのに胸を打たれるのは、この漫画だからこそ。
その後のエピソードでの「謹慎中」札の演出も良いなぁ。

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よつばと! (6) (電撃コミックス)