しはるじぇねしす(1)



しはるじぇねしす(1)/近藤るるる(Amazon)


アライブコミックスはワンコイン500円とレジで結構印象に残りますな。


今月創刊されたアライブコミックス。
今回はその中から近藤るるる先生の「しはるじぇねしす」を。


天魔・天使の転生モノで、舞台は女子校。
転生モノですが、ほのぼのしてゆるい雰囲気が良い漫画です。



主人公の不動詩遥はちょっと天然でドジな中学生。
しかし実はルシファー様の生まれ変わり。本人は気付いていませんが。
「体育なんてなければいいのに」と思えば、色々と巡り巡って学校に戦闘機が墜落、と遠まわしに思ったことが叶ったりと高い能力の持ち主。
しはるがルシファーとして覚醒すれば終末が訪れるのです。


しはるの幼馴染が天使で力を使ったら時を戻して無かったことにしたり、ルシファー復活を見越して天魔の6副官はしはるの近くに転生しているようですが、しはるの覚醒には興味がなかったりとシリアスな終末が展開される様子はありません。
とりあえず真面目にルシファー覚醒を目論んでいるのが、天魔が転生した教師一人という状況。
前世の設定は天魔でも、色々とごまかしてしはるにルシファーの情報を与えないように暗躍するほのぼの漫画というのが良いなぁ。



転生しているメインキャラが教師のマルコシアス以外はしはると同級生の女子中学生で、百合雰囲気があるのですよ。
幼馴染の絵美歌が、しはるの心配をししはるのためだけに力を使うというキャラで百合の香りがします。


話が進む毎にキャラもトントン拍子に増えて賑やかになっており、今のところ天使・上級天魔は女子中学生、下級天魔は大人な男性というのがなんともいえないギャップで良いですよ。