あぁ愛しの番長さま(1) - なんてことない毎日の趣味と生活と投資活動

11月の頭に発行のこの漫画、積んであったのをようやく読みました。

主人公の平山そうかが家庭の事情で転校した工業高校は、男子だらけの不良高校。
850人の男子に対して、女子はそうか1人という環境の中、番長を倒した者が次の番長になるという伝統のあるこの高校で、何故か番長を倒してしまったそうか。
かくして唯一の女子は番長となるのであった。

話のあらすじだけ並べるとアレな感じですが、可愛らしくて少女漫画らしい少女漫画です。
その秘訣はメインキャラの多くが天然なことにあると思うのですよ。

主人公のそうかは天然美少女で、番長になったことはともかく、全校で女子1人という環境には割とすぐ慣れた順応力やいざというときには芯の強さを見せるところが魅力です。
男子で一番のメインキャラ・加藤雄二も、そうかを守るナイトな役所なのに面倒見が良い母親役の天然。
学校の男子も愛すべきバカが多く、はては他校の番長は天然野生児。
こんな可愛らしい不良はなかなかお目にかかれません。

一部DQNはいるものの、番長が女子ということで男子はそうかを倒すことができず番長の座はなかなかに安泰です。
それどころか過保護にされて、番長≒アイドルみたいな感じになっているような。
そのあたりがまた面白い。
ラブコメも良い感じです。

途中、この設定で続けていくのは大丈夫か？とふと一抹の不安に駆られたのですが、他校の番長なんかを絡めていくのがメインになるのかなぁ。
あとはラブコメとか。
次巻も見物です。