本と猫と百合と - さくらの境(1)
今月に3巻が発売される「さくらの境(きわ)」。
先程、読了しました。
いやぁ良い百合だ。
百合好きとしてチェックしていなかったのが、恥ずかしいやら勿体無いやら。
このお話は主人公の佐々さくらが、両親がブラジルに転勤になったので同じ町内の叔母の家に住むことになるというもの。
叔母は翻訳家で、本に埋もれ猫10匹に囲まれた生活をしていますが、家事をほとんどしないので家の中は物凄い有様。
漫画好きの本好きとしては他人事に見えない有様に、共感を覚えたり。
さすがに風呂場まで本で埋め尽くしたりはしませんが、ウチもなんとか整理しないとなぁ。
本が堆く積まれていて、本棚の本が取り出せないんだよなぁ…
すいません、脱線しました。
叔母は丘の上(だと思う)の家に住んでいて、ご飯は下の上桜家のお世話になったりしてました。
その上桜家の次女・二子(ふたこ)さんがさくらと同級生のしっかり者。
生徒会長も経験した、頼られる少女です。
弟の面倒見も良い。
そんなこんなで叔母の世話をしつつ学校に通うさくらでしたが、叔母が取材でヨーロッパに行くことに。
留守番と猫の世話に上桜の長女・一子(いちこ)さんと二子さんが来ます。
そうして少女3人と猫10匹の生活が始まりました。
テキパキと頼れるふたちゃん(作中のお互いの呼び方で統一します)ですが、熱を出したときにささちゃんに甘やかされたのが原因でささちゃんにベタベタ甘えるようになります。
でも他の人にはキチンとした対応をするので、そのギャップがもう堪りませんよ!
ニヤニヤが止まりません。
ささちゃんが3人分のお弁当を作っているので、同じ内容のお弁当はずなのですが、
卵焼きの交換をしたがったり。
夜、暖房のない部屋で寝ていてささちゃんの布団に潜り込んだり、一緒のお風呂に入ったり。
読んでいて頬が緩みっぱなしです。
これが幸せというものでしょうか。
あまつさえ、寝ているささちゃんに(勝手に)おはようのちゅーをするふたちゃんときたらもう!
それがバレたら転がり落ちるように、おはよう、おかえり、おやすみのちゅー!
た、堪らん…
ベテラン作家が何となく描く百合漫画はかくも素晴らしいものだったとは!
すいません、竹本先生の漫画を購入したのはこの漫画が初めてです。
チラホラ読んではいたんですけどね。
イチャイチャする少女とさりげなく、猫。
10匹もいるので結構コマに居るんですよね。
これがまた猫好きには堪らなく、和みます。
良いなぁ、癒される。
3巻が出る前に2巻も読まなきゃ。
猫と百合に和むほのぼの漫画…良いです。
- 作者: 竹本泉
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/06/23
- メディア: コミック
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