はいぱー少女 ウッキー!(1)



はいぱー少女 ウッキー!(1)/むんこ(Amazon)


本当にむんこ作品には外れがないですね!


心温まる4コマを描くむんこ先生の漫画は、奇抜な設定やセリフ回しを使用せず、ごく身近と思わされる漫画、それでいて幸せでホロリとくるそんな漫画です。
この「はいぱー少女 ウッキー!」も小学生の卯月(通称ウッキー)が主人公の家族愛、友情に溢れた漫画です。



主人公のウッキーはお転婆でパワフルな小1女児であり、他のむんこ作品の小学生は良く出来たキャラが多かっただけに新鮮。
また、家族構成も父・母・弟の4人構成で、家族面で見たふれあい・掛け合いも他の作品にはない良さがあります。


メインの見所は母とウッキーのやりとりで、自由に動き回るウッキーに手を焼かされる母親でしょう。
しかしながら、優しい弟の北斗に意地悪をするウッキーが北斗が皿を割った時に庇うなど、家族愛が見られるのが良いですね。



ウッキーの行動範囲は広く突拍子もないのが楽しい。
天真爛漫でありながらかなり無茶苦茶なことをやっているウッキーですが、友達からの信頼は厚く女生徒にモテモテ。
初めはいがみ合っていた隣のクラスのガキ大将・銀二と、いつしか相当に仲が良いように描かれているのが何とも心地良い。



百合好きの私は、ウッキーと病弱な少女・鈴子のやりとりが好きで好きで。
ウッキーが鈴子に会いに来て、病弱な鈴子の為に外から色々持ってきたりするのを見て、良いなぁと思っていたのですが、
鈴子を外へ遊びに連れ出し熱を出してしまい鈴子の母親に叩かれたり、さらにそのずっと後、鈴子が救急車で運ばれた時の展開などは胸に訴えかけるものがありました。
ドロだらけなので部屋に入らないウッキーと、窓越しに二人がキスする場面は、個人的に色々とピークで悶えてました。



他のむんこ先生の漫画が気に入った方なら、確実に読んで楽しめるハズです。



■関連
『はいぱー少女ウッキー!』1巻DAIさん帝国さん
私がむんこ先生の漫画を読み始めたのはDAIさんが「らいか・デイズ」の紹介されていたのを読んでからです。



はいぱー少女ウッキー! 1 (アクションコミックス)

はいぱー少女ウッキー! 1 (アクションコミックス)