ペンギン娘(1)



ペンギン娘(1)/高橋てつや(Amazon)


何故かAmazonでは発売日前日の7日には在庫切れになっていましたが、例によって秋田書店の1巻だからなんでしょうか。



モエモエカフェのしっと先生の商業初単行本です。
イラストカードが付くということでとらのあなで買って来ましたよ。
一般書店には寄ってないのですが、例によってやっぱり流通冊数は少なのかなぁ。



当初、チャンピオンで3話の短期集中連載で始まったと記憶していますが、普通に4話目が載り普通に連載されていたので、本誌で告知されていたかどうか覚えてませんが連載の告知を見た記憶がなく少し驚きつつも喜んだのは良い思い出です。
祝・単行本!
と思っていたんですが、4週集中連載だったようです。あれ?ボケたか、自分。



萌えな絵柄に作風のこの漫画、単行本で読むとそれが実感されチャンピオンは本当、カオスな誌面だよなぁと思いおこされました。
にしてもチャンピオンコミックスの巻頭カラーページってこんなに厚みあったっけ?
少し違和感があるような。



さてこの漫画は、オタクでコスプレ好きで天然、巨乳でバカ、財閥の令嬢の南極さくら(通称・ペンギン)がハチャメチャに暴れるコメディ漫画。
相当なんでもアリな漫画で、コスプレによりその衣装の能力を得ることができるという能力が展開を彩っています。
ペンギンはかなりのバカですがメガネをかけるだけで天才になるなど、ある意味完璧超人な。



話の本筋には絡まないのですが、個人的にどうしても「Aガール」という表現に馴染めないんですよね。
というか寧ろ「Aボーイ」という言葉が馴染めないどころか嫌いなので、そこはマイナスに感じてしまう。
この「Aボーイ」という言葉、実際使っている人を見たことはなく、非オタクが「腐女子」と使っているのと同じニュアンスなんだろうなぁ。
ここでこの言葉に言及すべきではないので、割愛。



その「Aガール」という表現で思い浮かぶのが、転校してきたペンギンの隣の席で何かと巻き込まれる空手少女の択捉鯨。
夢は「親父をブッ潰す事」という漢気溢れる熱い少女。
太い竹の子眉が可愛らしく、眉毛の第一人者・たまごまごさんが好きそうな眉毛だなぁ。
主役級、というよりももう一人の主人公であり、私がこの漫画を読む楽しみのほとんどが鯨にあったり。
女性キャラのモテて、さりげなく百合を感じられなくもないですし。
にしても、裏表紙の鯨の赤いパンツは何だろう。
ブルマか?



この漫画、結構パンチラが多いのです。
オタクでコスプレイヤーのペンギンのパンチラが多いのは納得としても、そういう性格でない鯨が普通の場面でのパンチラが結構あるのですよ。
熱血空手少女が縞パンというギャップが良いです。
そもそも、制服のスカートにスリットがある時点で自然な流れなのかもしれません。



あとがき漫画を読んで衝撃的だったのが、ペンギンは百合っ子という設定なんですが、連載前の案には鯨のポジションに男子がいたこと。
ツンとした態度、というのもイメージが湧かなくて読んでみたいと思いますよ。
とはいえ、個人的には「鯨とその周辺で百合展開にならないかなぁ」と期待しているのでした。



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このハイテンションな美少女だらけのギャグマンガ、押さえておいて損はありませんぜ?せなか:オタロードBlogさんより】
2月8日分の日記にて。
何か抜けてると思ったら、「第2話の1ページ目以外と、第4話全てがカット」
単行本の発売が決まった時にチャンピオン捨ててしまった…orz



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ペンギン娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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