カヲルとゆいのいっかいやらして
日が昇れば、こどものじかんの3巻の発売日なのですが、私屋先生の数年前の本を購入して読み終えたので感想。
レポ漫画やドキュメンタリー漫画が割と好きなんですけど、絶対数は少ないジャンルでそれだけに発掘も難しいジャンルだと思うのです。
何がいいって、体験したものでなくとも内容が身近に感じられるのが良いですよ。
普通の漫画とは違う、ノンフィクションならではの面白さはこのジャンルならでは。
作家さんの人となりにも触れられる感じも良いですね。
そういう意味では、「あとがき漫画が好きで、そういう系統で一冊作ってくれないかなぁ」と感じてるのは同じ欲求なんだろうなぁ。
何か面白いレポ・探訪漫画をご存知の方、教えてくださると嬉しいです。
最近ひょんなことからこの漫画を知って、絶版みたいなので古本で購入しました。
2001年発行で、「コミックGOTTA」に連載されていた漫画らしいのですが、情けなくもこの漫画に出会うまで「コミックGOTTA」の存在を知りませんでしたよ。
この漫画は、私屋カヲル先生と担当編集の油井卓也氏がいろんなことを1回やってくる体験ルポタージュ漫画。
14話収録で14件のルポが載っているのですが、下ネタの割合が異常に多いこと!
第1回の内容はバンジージャンプなんですが、1ページ目から担当にどこに行きたいか聞かれた私屋先生の答えが「包茎手術見学」と、初回から飛ばしています。
下ネタな回をピックアップするとこんな感じです。
・第2回 ラブホテル取材
・第3回 ギョウチュウ検査
・第5回 精子チェッカーなるもので担当の精子濃度チェック、スタミナ料理店で豚の金玉の刺身を食す
・第8回 陶芸でうんことちんこの陶器を焼く
・第10回 パン教室のチョココロネで「チンコロネ」と「ウンコロネ」を焼く
・第13回 ソーセージ作り体験で「ちんセージ」を作る
・最終回 珍宝館探検
凄い率だ!
本当に中学生向け少年誌に載っていたのか疑わしいとすら思えます。
それとも、少年誌だからこその内容なのか。
表紙からして、第3回のギョウチュウ検査で尻毛が抜けたコマを着色して持ってくるあたり、女を捨てているというか私屋先生の魅力を感じられるというか。
私屋先生の人となりを知りたい方は読んでみると良いかも。
カヲルとゆいのいっかいやらして (GOTTA COMICS)
- 作者: 私屋カヲル
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/04
- メディア: コミック
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