あいこら(6)
今の本誌でのシリアス風味が多めの展開も好きなのですが、やはり「あいこら」と言えば”変態”。
変態性の中に時折見せる真っ直ぐな熱い魂が良いのです。
そういう意味ではこの6巻は井上先生がいつもよりギャグが多めと書いていらっしゃるように、ギャグが多くて楽しいですね。
パンクバトル大会での、ノーフューチャーぶりとか大好きです。
フェチの面では突出しまくった新しい変態性は少ないものの、安定して楽しめる一冊。
各キャラのメインの話は、再アプローチのようなシチュエーションでもワンランク上のフェチ魂を感じらます。
反面、読者として慣れてしまった部分があるだろうことと、ネタを捻り出すのも一仕事だろうなぁと思いつつも物足りなさを感じるのは贅沢というものでしょうか。
そんな中で時折展開されるゲストキャラメインの回が光って見えます。
今巻の収録では60話の「おとなしい少女が時折みせる氷のような女王性」というフェチに、良いなぁと思ってしまう自身のMっ気を発見。
1巻に1話くらいの割合でいいので、今後も1話完結のバカでフェチな話を続けて欲しいものです。
やはり人生は変態の方が楽しめるかと。
- 作者: 井上和郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (31件) を見る