ぼく、オタリーマン。



ぼく、オタリーマン。/よしたに(Amazon)


よしたにさんのサイトで続けられているのweb漫画の単行本です。
私は毎日拝見してはいませんが、やっぱり面白いなぁ。



この漫画は30歳目前の独身SEで、ちょっとオタクなサラリーマンの生活を描いたweb漫画。
過去ログから厳選したもので、フルカラーと豪華です。
Amazonの商品ページで冒頭部分が読めるので、そちらを読むとわかりやすいかと。
「ちょっぴりオタク」なので、オタクネタは少な目で、社会人ならオタクでなくとも十分楽しめます。



基本1ページの漫画で読みやすく、「バッカでー(笑)」と笑い飛ばせるネタが結構ありつつも、
反面、自身に重なる部分も多くて共感してヘコんでみたり、切ない状況に同情を禁じえなかったり、生活の一部を切り取ったネタに「自分の生活の方がマシだ」とか「自分の生活の方がヒデェ!」とか思ってみたりします。
そういう意味では、心の清涼剤にも劇薬にもなりえますね。
全体的には、深く考えず気軽に読めるので清涼剤としての面が強い印象。
顔のリアルさが増すネタは切なさ倍増。


そういった共感できる身近さが日記漫画の良さであり、取材やルポでないweb漫画だからこそ、殊更生活観が感じられて好きです。
こういった漫画は、描いている本人には失礼ですが、ややネガティブな方が面白い不思議。
自分の生活と照らし合わせて、共感と「自分だけじゃない」という慰めが欲しいからなのでしょうか。



切ないネタであってもコミカルな絵柄と構成で軽く読めますが、「身近な日常」だけに他人事じゃないネタも多数。
個人的には、最近太ってきたので健康面でのネタに危機意識を促されました。



これからも身体に気をつけて更新を続けてください。
そして「理系の人々」も本で読みたいものです。



■関連
ダンカン(公式サイト)
理系の人々


ぼく、オタリーマン。 「これは1人のオタク会社員の波乱万丈ストーリーである!!」せなか:オタロードBlogさん


ぼく、オタリーマン。

ぼく、オタリーマン。