らいか・デイズ(5)



らいか・デイズ(5)/むんこ(Amazon)


優しく温かな雰囲気で幸せな気持ちにさせてくれる「らいか・デイズ」。
5巻は、らいかの母の房江さんに魅力ありすぎです。


いい母親というイメージが強い彼女ですが、酔って壁とふすまの判断がつかなくなったり、イスが体重で壊れて恥ずかしがる姿が萌えます。
いやもう、「しっかり者」という印象強いですから。
そんなエピソードが収録されている巻に、若い頃の特別編が収録というのが良いですね。



子供たちの友情とともに、家族・親子の絆がこの漫画の魅力。
クリスマスの回では、帰ってきた竹田・蒔奈の親への愛情を見るにつけ、自分が小学生の時にはそんな風に親に甘えられなかったなぁとしみじみ思うのでした。


5巻では春菜家・竹田家の温かさは勿論のこと、友達のまなみのエピソードが良いですね。
まなみが両親の夫婦喧嘩での言葉に「早く帰らないとお母さんいないかもしれない」と子供心に不安に思いつつも、学校では笑顔でいる姿が胸に沁みます。
その回の最後のページの2本がこれまた良作。



親のケンカに、らいかが怖がると発言したのを受けて。
これでタイトルが「君と僕らの子供の為に」なのが、もう堪りません。
むんこ先生、センスありすぎです。
4コマ漫画は最後のページがかなり印象に残ると思っているのですが、むんこ作品のその1ページは総じて上手い締めが多いですね。



私は、キャラが小学生のラブコメを読んでいると”彼らの結婚した未来”を妄想して悶えていたりします。
微笑ましい二人を見ていると、堪らずに床を転がるのは必然。
前述の「君と僕らの子供の為に」のように、将来を連想させるセリフや描写が出てくる度に加速させられます。


かのんが家出した回の竹田母の頬の緩みは、きっと私も似たような表情して読んでいたんじゃないかと思えます。
親が”二人が一緒になる未来”を想っている姿が描写されるのも、読んで悶え転がる要因。
彼らの親に同調して頬が緩んで読んでいる方、多いんじゃないでしょうか。多くないですかそうですか。



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