郄木先生の新刊は学園百合魔法漫画 - マギーペール(1)

マギーペール(1)/郄木信孝(Amazon)

郄木先生の新刊、「マギーペール」の1巻が発売されました。

郄木先生と言えば、男性向け百合な漫画を結構描かれる方で、私の好きな作家さんの一人です。
アニメ化もした「ココロ図書館」は和んで萌える百合でしたし、「PUREまりおねーしょん」は百合漫画として秀逸でラストには悶え転がったものです。
来月には「＠ホーム」の単行本も発売予定。
百合ではないですけど、「でじぱら」も良いですよ。

これらの郄木先生の漫画が好きな方なら、「マギーペール」も気に入るかと。
逆に、合わない方にはトコトン合わない作家さんな気もします。
気のせいかなぁ。

さてさて、「マギーペール」です。
この漫画は、魔法＋学園モノです。
変身して、魔と戦います。

とはいえ、この漫画における魔法が作中のセリフを借りると、

「足が速いとか絵が上手に描けるとかそういった特性と一緒よ」

というもので、そう珍しいものではみたいな世界観。
魔と戦うといっても、今のところそう深刻なものではなくて、魔獣も可愛らしいのでゆるーい感じ。
今後、どうなるかはわかりませんが、郄木作品らしい雰囲気でなにやら安心です。

主人公で魔法嫌いの小梢聖愛（まりあ）が、親の策略で魔育（体育の魔法版のようなもの？）の学校に入れられます。
転入初日にレフマスター（レフは火属性）の3年生に気に入られたり、魔獣に襲われたり、レフマスターと契約してスイートになったり。
レフマスターとスイートの関係は、マリみてでいうスールみたいなものです。
少し違うか。
ちなみに共学です。

ある理由から魔法嫌いの聖愛がレフスイートとしてどう成長して行くかが見物ですが、それ以上にレフマスターの玲有（れいな）との関係が楽しみですよ。

玲有の聖愛への態度は、上級生から下級生への「もの凄く気に入っている」というレベルを超えて、素で百合です。
他人行儀な呼び方がイヤだと、聖愛がお互いの呼び方を決める場面なんか堪らんです。

良い場面は、普通に百合に見えてしまいます。
百合に見えた貴方も、百合フィルターかかってるかも。

オビに百合の文字がありますし、郄木先生なので期待していますよ。

■既刊レビュー
○「AVでハァハァ」できないこともないAV機器漫画　-　でじぱら(1)

マギーペール 1 (ガムコミックスプラス)