着実に百合分増量中 - 落花流水(2)



落花流水(2)/真田一輝(Amazon)


4コマ界初の弓道漫画である「落花流水」の2巻が発売されました。
私、高校時代は弓道部だったもので、後半に収録されている審査会の話は懐かしく読んでましたよ。


ふと、部活系の4コマ漫画は部活描写は少な目だよなぁ、と思ったりしました。
4コマ漫画、特に萌え4コマだと顕著ですが、キャラの日常を描いてゆくのが楽しいわけですよね。
そう考えると、部活は学校生活の一部分なのでこのくらいの割合が良いのかも。
4コマ漫画で少年漫画並の部活を展開されても、多分面白くないでしょうし、4コマである必要がありませんもんね。


専門的な学校が舞台の場合は、その特色が強いですね。
例えば「GA 芸術科アートデザインクラス」なんかは、ベースとなる学校が芸術科だから必然的にそういった要素が多くなるんだろうなぁ。


いきなり「落花流水」から脱線してますね。



■百合、進行中


この漫画はメインキャラの一人である秋穂が百合っ娘です。
先輩である水夏に片想いしています。
そのため、1巻では百合要素がちらほらと見られるものでした。


で、百合オタの妄想かもしれませんが、2巻では百合度が増していると感じるのですよ。
オビを書いている藤枝雅先生は、裏側で百合カップリングについて語ってますし。



きらら系の単行本恒例のカラー書き下ろしでは、



秋穂の中学時代の友人が!
登場させられるフラグを感じるセリフはあるし、本編にも登場しないかなぁ。



で、本編です。


秋穂の水夏に対する片想いだったものが、水夏から秋穂への気持ちが多く描かれるようになってきました。
それは恋愛ではなく、友情の域を出ない親愛の感情だとは思うのですが、この変化は大きい。




それは、中学時代にかなりの成績を収めていた水夏が、なぜ弓道の弱いこの学校に通っているのか、の回から”水夏→秋穂”の感情が多く描かれて始めています。
二人きりの時に、この学校を選んだ理由を話したことと、「今の弓道に対する思い」へのきっかけが起因しているワケですね。
その”きっかけ”自体がもうフラグとしか思えないのですが、いかがでしょうか。




秋穂の、先輩後輩を超えた想いにも気付いているんじゃないかなぁ、と思う今日この頃。
百合フィルターかかってますか、妄想ですか。多分そうです。
でも、気付いていての対応なら二人がくっ付くこともあるんじゃないか、と期待もしてしまいます。




甘々、いいですよね!
個人的にそういう展開は大歓迎です。



落花流水 (2) (まんがタイムKRコミックス)

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