重機人間ユンボル
ついに発売されました、ユンボルのコミックス。
相当面白かったのですが、逢えなく10週突き抜けしてしまった作品。
あらすじに関してはもう説明不要なことでしょう。
「大工事時代」「重機人間」「ゲンバー大王は現場主義」の3つのキーワードを持って、あらすじとさせて頂きます。
工事・建設・土木を設定や用語としてファンタジーにした世界観、主人公がいきなり死亡→重機人間として生まれ変わるという設定、主人公が手に入れた力を上手く使えないところから成長し強大な敵に立ち向かう…
王道な少年漫画の熱さを持った漫画でした。
ただし、展開や内容は少年向けというよりも大人向けで、少年ジャンプという場にはそぐわなかったようですね。
相当に面白いんだけどなぁ…
途中から伏線回収のために、駆け足で詰め込んだ展開になってしまっていたのが残念。
それでも面白かった。
単行本では補足コラムと設定集「ドカルド出版の学習百科図鑑」の書き下ろしがあります。
設定は世界観から詳細にあって、本編に登場し活躍しなかったユンボルのキャラ設定なんかも充実。
本当に各ユンボルの設定はできていたのだなぁ…
途中に入る予定だったエピソードやら、その後のエピソードなんかも書いてあって、しみじみもっと続いて欲しかった。
補足コラムを読むと、切なくなってしまいます。
もっと読みたい作品でしたが、今言っても仕方がないこと。
その設定や、本編で語られなかったエピソードを想像するだけの材料は与えられていると思うのです。
それは楽しいことではありますよね。
武井先生の次回作を楽しみにしています。
- 作者: 武井宏之
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/05/02
- メディア: コミック
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