見知らぬ三人がルームシェアな4コマ - カテゴリテリトリ(1)
朝起きたら、部屋に男が二人寝ていた。
唐突にそんな始まり方をする4コマ漫画です。
山東ユカ先生の他の漫画を読んだことがある方、いつもの山東ユカ作品のノリです。
主人公の弥生理々子が目を覚ますと、アパートの部屋で見知らぬ男二人が寝ていて、そこに来た理々子の友人のあすかに勘違いされる、という始まり方。
理々子は記憶がなく、男二人が言うには酔っ払った理々子が「ルームシェアする」と言ったらしい。
あすかが理々子の発言の証拠を持っていて、そのまま三人で同居することになるのでした。
見知らぬ他人が三人で同居することになったコメディ漫画です。
主人公の弥生理々子は、友人のあすか曰く「危なっかしい」という女性。
部屋着は薄着で、1話では終始下着姿で話し合いをし、バスタオル一枚で同居人の男の前に出たりと、そのへんの意識が低いのか危機感がない感じ。
あと酒乱です。
同居人の男は、考え方や発言が昭和の香りがするスポーツマンの安土と、一日中何をしているのかさっぱりわからないハンサムな男の桃山。
三人に加えて、何を考えているのかわからないクールで感情が読めない理々子の友人のあすか。
彼らの変な日常を描いた漫画。
理々子が危なっかしいというか不憫で、本人も少しズレたところがあるのがキモでしょうか。
突然の同居に始まり、重大なものを失って、(自覚はないようだけど)逃避行動をしたり、家賃が1/3という現実に同居人の二人を追い出せないでいたり。
明るくも不憫な感じを楽しむ漫画という印象ですかね。
山東ユカ先生のノリが好きなら、楽しめるんじゃないかなぁ。
一応、「ヒミホケ」「みことREADY FIGHT!」「みずたま注意報」と一通り読んでまして、その中でも個人的にはこの漫画は面白かったですね。
同居人の安土は大学生でいいとして、桃山が職業不明。
素性もさっぱりわからなくて、2巻で何者なのかがわかる!とのことなので2巻が楽しみです。
今後、明らかになるかわかりませんが、どうして1話の状態になったのかが気になって仕方がないなぁ。
初めから部屋に三人で飲んでいたなんてないし、外で飲んでいて連れ込んだというのもなさそうな。うーん。
- 作者: 山東ユカ
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2007/06/08
- メディア: コミック
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