アストロベリー復活! - 増刊ヤングガンガンVol.1


増刊ヤングガンガンは創刊になりました。
すももの委員長とハナタロス。


「アストロベリー」が再開とのことでしたので、思わず買ってきましたよ!



■アストロベリー、遂に復活!



「約3年ぶりの復活!」のアストロベリー。
1巻が発売されていたものの、雑誌を転々とした不遇の作品で、休止が長く続いていたのでこのまま黒歴史になりやしないかヒヤヒヤしてましたよ。
金田一蓮十郎先生が、「もはやどこで続きを描けばいいのかわからない流浪のマンガ。いつか続きを書けることを願っています」と発言していたそうなので、いつか続きが読めるとは期待していたんですけど!


(参考・引用:Wikipedia



正直、1巻の内容を忘れてしまっていたので読み返そうかと考えていたのですが、2ページに亘ってあらすじの紹介があるので安心だネ!


この漫画は、宇宙人のベティが地球人を奴隷に使う新しい商売の為に、女子中学生のマコの性格を2人のクローンの中にコピー。
しかし、2人のクローンの性格はてんでバラバラ、マコ本人の性格とも似ても似つかない。
原因追求の為、ベティはマコを監視する、という漫画。
明るいノリなんですが設定が黒いという、金田一作品らしいブラックユーモアに溢れた漫画です。


とにかく、再開は嬉しいなぁ。
次号の増刊の発売日は載ってないみたいなんで、わかりませんが次も掲載されますよね?
楽しみです。



■他の掲載作品の一部の感想


掲載漫画は基本的に、ヤングガンガン本誌連載漫画の増刊版、ガンガン系雑誌作家の読切りと、スクエニの漫画大賞なんかで賞をとった作家の読切りなどです。



巻頭カラーはすもももももも」の特別編で委員長が主役。
増刊1号でセンターカラーなのに酷い内容で吹いた(笑)
やっぱり委員長は汚れキャラだなぁ。



高津カリノ先生の新作サーバント×サービスはセンターカラー。
区役所の新人3人を主役とした漫画です。
キャラ設定が判り易くて良いですね。
ネタバレになるんで書きませんが、オチが酷い(褒め言葉
出オチすぎるのに、1/3もそのオチで引っ張れているどころか、続いたとして次以降の話でもネタになるだろうなぁ。
凄い続き読みたい、この漫画。



はなまる幼稚園は漫画家とバイトの編集の話。
キャラ紹介に出ているのに、1コマも登場しないつっちーに泣いた。



2話掲載されている読切り「ヤマダの類」(大野ツトム)が面白かったです。
「そういう類」という霊みたいな、そういうモノを何とかする仕事「その類屋」のお話。
どこかズレている奇譚モノで、好きだなぁ。
メガネちびっ子でセーラー服で、実はアレというキャラも良いです。



受賞作家では、その名の通りのエンバーミングを題材にした「EMBALMER」(壱崎ありま)と、陸上部員二人の青春漫画「RUN.」高尾じんぐ)が個人的には良かった。
増刊は、新人作家の読切り掲載の場として活用されるんじゃないかなぁと思うのですが、そういう方面でも期待してます。



■関連
増刊ヤングガンガン 公式


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