真・業魔殿書庫の「漫画ナツ100」2007
・少年週刊ジャンプ 少年週刊サンデー 少年週刊マガジンで連載していない漫画
・連載中、連載終了どちらでもOK
・最低ラインは30個です。(100個選べない人用)
・前回の100位以内に入ったものはノーカウント(選んでもらってもかまわないですがカウントはしません)
これに加え、自分ルールとして、
・一作家、一作品
今年はマイナーな漫画を選ぶということなので、
・週刊誌連載漫画は除外する
・現時点でアニメ化している漫画は除外する
という条件で選んでいます。
アニメはあまりチェックしてないので、もしかしたらアニメ化している漫画も入れてしまっているかもしれませんが、その時は生暖かい目で見守ってください。
■真・業魔殿書庫、LITの「漫画ナツ100」2007
相川有はデビュー作の「聖痕のジョカ」から好きなんですが、マイナーなんだよなぁ。
で、この漫画は傑作だと思うのですよ。
不死族の巣である夜の学園に挑む生徒達の漫画で、限定された空間で魅せてくれます。
昭和初期、血に宿る大蛇、血吸人形、肉吸人形といったキーワード、絵柄も作風にあっていてモロ私の好みの漫画。
2004年から休載中で、一時期発売予定のあった5巻も発売されてません。
早く続きが出て欲しいものです。
3. 虹ヶ原ホログラフ / 浅野いにお (Quick Japan、太田出版)
浅野いにおの小学館以外での現在唯一の単行本。
他の作品に比べて、重い話ですね。
やっぱり大ゴマが美しいなぁ。蝶が神秘的すぎる。
タイトルの通り、小学生がロケットを作り打ち上げるひと夏の出来事を描いた漫画。
ラストには感動して泣いた。
5. 晴れた日に絶望が見える / あびゅうきょ (アワーズLITE、幻冬社)
最近、集めだしたので「あなたの遺産」と「絶望期の終わり」はまだ積んであります。
女の子にゴミ男と言われる、人生に絶望し、実際ダメな男・影男が主人公の漫画…であってますよね?
「絶望」「大和民族抹殺」「邪教徒(外国人のこと)」というキーワードを描き込まれた絵柄と独特の雰囲気で魅せてくれます。
読んでると何か不安定になるなぁ。
シュールすぎて大好きです。
バカバカしいことに全力で、唐突。
校長vs鹿には腹を抱えて笑いました(笑
7. 夢みたいな星みたいな / あらきかなお (電撃萌王、メディアワークス)
どっかが抜けた娘が女の子に迫る、というのがあらきかなおの百合漫画のお約束な気がします。
ツンデレ娘にイチャイチャしまくるボケ娘にニヤニヤしまくり。
名義は有馬○(ピッー)太郎な、有馬啓太郎の商業誌デビュー作。
エロ漫画の編集部の話で、色々な漫画家が元ネタになっている漫画らしくオビやあとがきにコメントが寄せられてます。
そういえば「逆襲のエロ漫王」という同人誌まで出てたなぁ。(表紙は騙されて描いたらしい有馬啓太郎の葉月でした)
「もやしもん」はメジャーなので、この漫画を。第一短編集です。第二短編集も待ってます。
どれも面白い中で私が好きなのは、胸フェチvs脚フェチで延々と話している「趣味の時間」。私は脚派。あのオチは脱力する。
剣道部のあの娘は、「もやしもん」のあの娘だと思う。
10. それでも町は廻っている / 石黒正数 (アワーズ、少年画報社)
メイド喫茶らしからぬメイド喫茶漫画なのはご存知の通り。
韻を踏んだネタ、手の込んだネタなんかが盛り沢山で楽しい。
突然、現れた自分と同じ顔のネコミミ少女と家族として生活を共にする百合漫画。大好きです。
萌えだけじゃなく、シリアス部分は確かに百合を感じます。
架空の世界を舞台にした、皇国と帝国の戦いを描く戦記モノ。
剣、銃、馬の世界観で、虎を従え戦う新城達が熱すぎる。
13. 恋愛ディストーション / 犬上すくね (アワーズLITE、少年画報社)
去年のナツ100で完結してないのに選ぶという失態をやらかしてしまったのですが、今年は大手を振って選べるぜ!
心揺さぶられる良い恋愛漫画。大前田が羨ましすぎる。
連載再開を待っています。
14. DOLL MASTER / 井原裕二郎 (電撃大王、メディアワークス)
モデラー久具津に弟子入りした雛子。久具津は自我を持ち動く人形を作る能力を持っている、という漫画。
恋愛部分の進展として、ラストでやっとかよ!と叫んだのは懐かしい記憶。
ワンフェスの後に電撃大王に掲載されている「ぱられる」の単行本は出て欲しいなぁ。
15. あんごろもあちゃんの地球侵略にっき / 今井神 (web漫画、ソフトバンク)
侵略宇宙人のあんごろもあちゃんがPC用語を誤訳して、漏らしたり病院のベッド送りになったりする漫画。
今井神はギャグ多めが面白いと思う。
”学舎”をテーマにした連作漫画。
現代モノあり、ファンタジーモノあり、日本、中世的なものなどバラエティ豊か。
個人的にはビームで一番好きな漫画です。
17. ディスコミュニケーション / 植芝理一 (アフタヌーン、講談社)
「謎の彼女X」も「夢使い」も好きですが、やはり「ディスコミ」!
雰囲気や時には倒錯しまくった内容、描き込み・落書きに至るまで好き。
松笛と戸川はいいカップル。
ゾンビのようになり人を襲い、感染する”ナイトシフト”。
奇形の鼠に噛まれ異形の力を持ってしまった大人しい少年・長沢は、怪しい医者にナイトシフトと戦わされてしまう。
上田信舟の漫画で一番好きな漫画だなぁ。
19. セラフィックフェザー / うたたねひろゆき (アフタヌーン、講談社)
高校時代に友人に薦められ、私がうたたねひろゆきにハマるキッカケになった漫画。うたたね漫画がロリに目覚める一因になったのは間違いない。
キャラから入ったので毎回の扉絵が楽しみで、画集まで買ってしまったよ。
月を舞台にしたSF漫画で、未知の力やら、地球に鉄槌を下そうとするテロリストやらが出てくるんだけど、最近読み直してないので内容忘れてます。
連載はクライマックス。でも、毎号の掲載ページは少ないから気長に待つか。
20. よにんぐらし / 宇仁田ゆみ (まんがライフオリジナル、竹書房)
宇仁田ゆみ作品は今集めてます。
この漫画は「野生児」が3人いる四人家族を描いた漫画。
大変そうだけど、こういう家庭は憧れるなぁ。
これはいいヤンデレ。
ネットでは有名な漫画ですね。
男爵校長のコスプレネタが好きすぎる。
普通のネタもシュールなのが多くていいなぁ。
大石まさる作品はどれもこれも好きなのですが、これを。
海や川の光を反射する水面が美しい。
SFとノスタルジックな風景の組み合わせが、どこか安心できます。
新声社が倒産したので最後まで単行本が出ていなかったのが、講談社から最後まで出た漫画。
格闘ゲームの要素を漫画に取り入れ、技にコマンドが付いていたり対戦の相性があったりと楽しい漫画だったなぁ。
真田梨香は可愛い。
自称・不良のチビっこの浅井がやばい!悶えすぎる!
百合好きなら選びたい、乙ひより。
収録作品はどれもこれも好きなんだけど、天然娘に惚れている百合娘の話「Maple Love」が特に好き。
今後も注目な百合作家です。
27. バーコードファイター / 小野敏洋 (コロコロコミック、小学館)
こんな可愛い子が女の子なわけがない。
小学生の頃、確かに読んだ記憶があるんだけど、女装の部分は覚えてないのは記憶を封印したからか。
復刊版で買いましたよ。
28. おねがい朝倉さん / 大乃元初奈 (まんがタイムジャンボ、芳文社)
「+1サプライズ」とどちらを選ぶか迷ったけど、やはり「朝倉さん」かな。
天然で男女ともに好かれる朝倉さん。
癒される漫画で、読むと商社で働きたくなります。
「ちまちま」と迷ったけど、百合好きならこちらかと。
いい友情百合。
かがみふみを作品は可愛い。
この漫画は百合漫画じゃなくて、シュールギャグ幼女漫画だと思うんだ。
幼女は世界を救う。
珍しい天文部漫画で、星に対する愛が溢れた漫画。
ところどころに入るパロネタも楽しい。
姫には幸せになって欲しいなぁ。
32. そこはぼくらの問題ですから / 桂明日香 (エロティクス・エフ、太田出版)
主人公の女の子が、冒頭からガチレズの女に「寮帰ってオナるから服全部ちょーだイ」と公園のトイレに裸で放り出されるカオスさ。
で、ロリコン変態美形男と同居することになる漫画。
今、一番好きな猫漫画。
4コマだけじゃなくて、普通のコマ割の漫画もあったりしてお徳(?)。
アフタヌーンの単行本広告漫画のいいかげんさが堪らない。
風助可愛いよ風助。
きづきあきら作品はどれも面白いのですが、やはりこれを。
「痛い」と評判だったので、買ってしばらくは読めずに積んでいました。
「げんしけん」を正のオタクサークル像とするなら、これは負の像か。
オタクには痛すぎる。痛い、けど面白い。
35. GA 芸術科アートデザインクラス / きゆづきさとこ (きららキャラット、芳文社)
芸術科の生徒を描く4コマ
芸術・美術関連のネタが多く、カラーページもカラーであることを効果的にネタにしているのが面白い。
それだけじゃなくキャラもしっかり立っているし、オススメ漫画です。
ノダがかわええ。
女装二重生活コメディ。
菜摘さんが可愛すぎます。
置かれている状況上、当然ではあるんですが真琴がピンチに陥りすぎてて、その度に見てて胃が痛くなるのは、この漫画を存分に楽しめているということでいいのでしょうか。
37. LA VIE EN ROSE / 高河ゆん (プリンセス、秋田書店)
高河ゆんはこの漫画と「はぴぷり」が特に好きだなぁ。ちゃんと完結しているし。
こういう夫婦に憧れます。
失業し、花屋で働くことになった元・不動産屋のOLと、花を愛する店長のお話。
この漫画を百合として見ている私は業が深いと思いました。
パクマンさんがエルフのエルエルに生き物スーツを着せるドタバタコメディ。
メインキャラは作中の言葉を借りるなら「緑の美少年と百合女」しか出てきません。
パクマンさんは永遠の憧れ。
40. しはるじぇねしす / 近藤るるる (アライブ、メディアファクトリー)
ルシファーが転生したのは女子中学生のしはる。
しはるの覚醒を巡って転生した天使と天魔が争う百合テイストのある漫画。
男キャラがイマイチ役に立ってなくて、情けないのがまた味があります。
紺野キタ作品ではこの漫画が一番好きだなぁ。
奈月と、気難しい義妹の理子との関係を描いた漫画。
距離が縮まっていって、離れて、本音をぶつけ合って…
ガチな百合だけが百合漫画じゃなくて、この漫画は良い百合だと思っています。
心に闇を持つ小説家の京と、良心を失い京の家に居候する蝶子。
二人が家族になっていき、当然ながら恋愛感情も芽生えてきますが、京の闇により一悶着あったり。
好きな漫画です。
大学で有名な軍オタは実は本職の傭兵だった。日常に戦争要素が混じってくるコメディ。
暴走しまくる野本と傭兵達が楽しい。あまり”死”を感じさせないし。
今連載されている「コンビニDMZ」は逆に「戦争に日常」を混ぜてると思う。
44. 学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD / 佐藤ショウジ 原作:佐藤大輔 (ドラゴンエイジ、富士見書房)
ゾンビのような”奴ら”になってしまう謎の病気(?)が爆発的に感染するパニックホラー。
主人公達が熱い!
女性陣は色っぽいし、平野コータは熱い。その分、主人公そのものは少し影が薄いかも。
昔の彼女の葬式で出会った少女は彼女の娘。父親は、自分。
そんなこんなで、一緒に暮らすようになった父娘の話。
家族としての日が浅い二人が、一緒にいなかった時間を補うかのようにお互いを思う姿に胸を打たれます。
不死の侍が主人公のネオ時代劇。
不死解明編は正直微妙でしたが、やっぱり好きだな。
連載は最終章に突入しているので、ラストまで楽しみです。
暴走女子高生・ふおん。
止めるべき教師の夕はさらなる暴走キャラ、と暴走キャラが二人でドタバタが楽しい。
完璧超人の交流と普通な通果の、夕を含めた三姉妹がメインでふおんの影が薄い気がするけど、4人が主人公ということで。
爽子がピュアすぎるよ!
爽子の友達となった吉田・矢野がカッコ良すぎて、2巻3巻あたりは泣きまくりでしたよ。
美少年が魔女っ子に変身して、悪の魔女の血族と戦う漫画…のハズが、アイドルデビューさせられてむしろそっちがメインになっているような漫画。
いやいややらされたアイドルがとんでもなく人気が出て、色々とコスプレをさせられてたり。こんな可愛い子が女の子のはずがない。
”2”が9月に発売予定です。
シギサワカヤ、好きだなぁ!
1ページの漫画から長めの漫画まで、高校生の恋からドロドロした大人の恋愛までバラエティ豊かな6編を収録。
こういう漫画は私のツボすぎる。
短編集です。
年老いて体が震えるようになった執事がバイブの着ぐるみ(?)を着てたり、ヤクザだらけの任侠恋愛シュミレーションがあったり、中年のおっさんが魔女っ子に変身したりと、成年誌掲載をいいことにやりたい放題なネタだらけなのが面白すぎる。
「すべてのマンガ家がこうだと思ってもらいたい!」
言わずと知れた熱い漫画。熱いキャラ、熱い展開、熱すぎる名セリフの数々。
私は「あえて…寝るっ!」はたまに使います。
志村貴子の百合漫画で、凄い好きです。
再開した幼馴染のあーちゃんとふみちゃん。
ふみちゃんが付き合いはじめたのはあーちゃんではなく、同じ学校の先輩。あーちゃんはふみちゃんの心の支えになっている状況が面白い。
先が気になって仕方がありません。二人はくっ付いたりするのかなぁ。
54. PURE まりおねーしょん / 高木信孝 (電撃大王、メディアワークス)
お嬢様学校に友達を作るために通うことになった、人型ロボットの少女のお話。
高木信孝の漫画で最高の百合漫画で終始ニヤニヤ、友達を超えまくったラストは床を転がらざるを得ません。
55. ククルカン 史上最大の作戦 / 高田慎一郎 (Gファンタジー、スクエア・エニックス)
連絡の途絶えた大陸に、海峡を渡り調査する目的を持った軍隊の漫画。
航空戦力や戦車まで用いて、一兵卒からトップクラスの男達の最大のミッションが「女子更衣室の覗き」なのが熱すぎる。
おかしな店員ばかりのファミレス漫画。
やっぱり伊波さんですよ!可愛すぎる。
考えてみると、男キャラがみんな不憫な気がする。今気付いた。
色々なものを意図的にパロディ・オマージュとして散りばめられたセカイ系百合漫画。
パロディの解説も、人間を殺す『特異』(=神・悪魔)の解説もあるので隅々まで楽しめます。
男無しで出産とか、さすが神。
タカハシマコの初・百合単行本。
珠玉の短編集で、中でも老婆を少女として描写している「タイガーリリー」は素晴らしい。
百合だと感じる感情があなたにとっての百合なのです。
59. さくらの境 / 竹本泉 (フラッパー、メディアファクトリー)
ひとつ屋根の下に暮らす女の子がイチャイチャしたりキスしたり猫と戯れたりする、のほほんとした漫画。
この表現で概ね間違ってないのが素晴らしい。
ここまでのんびりした百合漫画も珍しいと思います。
可愛くて面倒見が良いけど男運の悪い女の子、カッコイイけど中身はオッサンで猛獣な女、カッコイイけど女クセが悪かったりするダメ男、文武両道で美形だけど根暗な男の4人をメインとするラブコメ。
「Honey」から橘裕作品を読み始めたのですが、この漫画が一番面白いなぁ。
キスやら何やらすっ飛ばして結婚した教師と生徒のラブコメ。
結婚は秘密、家でもどこでも寸止め。でもニヤニヤさせられます。
あまりにもツボったので既刊を揃えてしまった(笑
田丸浩史とその周囲の人達の生活っぷりが描かれた漫画。
ダメなんだけど、羨ましい生活。
同人誌で続きが出てましたけど、まとめて商業誌には…なりませんかそうですか。読みたいなぁ。
63. 烏丸学園ガンスモーキーズ / たもりただぢ (テックジャイアン、エンターブレイン)
サバゲー同好会vs生徒会、モデルガンvs竹刀などの異なる武器でのアクションがカッコイイ漫画。弓矢はマジで死ぬので危険です。
裏コンセプトが「登場キャラのほとんどがメガネ」なのが良いなぁ。
64. eensy-weensyモンスター / 津田雅美 (LaLa、白泉社)
津田雅美の最新刊。面白いぃぃぃ!
色々と勘違いしている王子な男子と、何故か彼にだけ心に毒虫が現れて暴言を吐いてしまう女の子の話。
2巻で完結するとのことですが、勿体無いくらい面白い。
冬目景の漫画はどれも好きなのですが、マイナー作品ということでこの漫画を。
物の怪の住まう町にある写真館「文車館」。そこでは、思い出を写してくれる。
書き下ろし以外はオールカラーという豪華さ。
66. 岸和田博士の科学的愛情 / トニーたけざき (アフタヌーン、講談社)
ブリーフを履いた巨大ロボット・山野田や、顔がでかすぎる大塚長官といったキャラのインパクトが忘れられない。
悪意を含んだネタも多くて、公務員をミサイルとして発射する都庁ロボには大いに笑ったものです。
メガネっ娘好きで西川魯介漫画と言ったら「屈折リーベ」。
メガネフェチの変態男子とクールで男に免疫のないメガネっ娘の恋物語。
熱い女子バレー漫画。
過去の経験から自分を殺すようにプレーする練。進学した高校のバレー部がどういうチームになっていくのか楽しみ。
私は「G戦場ヘヴンズドア」を未読で読みはじめたのですが、「G戦場〜」を先に読んだ方がより楽しめます。
二組の女生徒ペアをメインとした百合漫画。
今のところ、袴田めらの最高傑作だと思う。
紡と紅子はガチでいいなぁ。
70. リカってば! / 長谷川スズ (まんがタイムジャンボ、芳文社)
不器用同士の恋が、やたらと身近でリアリティを持っている恋でヤキモキさせられます。
いいキャラばかりで駆け引きなんかなくて、だからこそすれ違いがキツイなぁ。
心を閉ざし自分の居場所を見つけられない理央が、転校してきた佐保子との生活を通じて居場所を見つけていく漫画。
家族以上に理央に愛情を注ぐ医者夫婦が良いです。理央を忌み嫌う継母がDQNすぎるので余計に。
良い百合漫画。
女だらけのチャンバラコメディ。
キャラがバカばかりで、各話のサブタイトルには必ず「バカ」が付くほど。
シリアス展開の中にも高確率でユーモアが入るのはお約束。
メインキャラに生徒は一切無し。職員室4コマ。
バラエティ豊かな教師ばかりで、むしろ生徒が絡まない分面白さが増しているかと。
体育教師で年下の牧テンテーに、ベタ惚れの烏丸テンテーが百合的においしすぎる。
タイトルの通り、メガネっ娘多めの短編集。
そして、百合漫画アリ。相手の昔の男への嫉妬で咬むとか!
あと、彼氏がグラビア写真集を使っている形跡を見つけて、自分のデジカメ写真を渡し、写真集を没収する話が好き。
75. 進め!!聖学電脳研究部 / 平野耕太 (ファミ通PS、角川書店)
ファミ通PSに掲載されていたのに単行本は新声社から発売→新声社、倒産。絶版。→数年後、角川から復刊。
初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。
読んだ時には新声社はすでに潰れていたから、探し回って、まんだらけで3000円で見つけて買ったっけなぁ。復刊版も買いましたよ。
ヒラコーの毒満載で、部長が色々とヤバ過ぎて笑える。
モーニング連載の「僕の小規模な生活」の前の話にあたるのがこの漫画。
著作のあとがきやこの漫画を読む限り、作者はかなりネガティブな方みたい。
実際他の作品を読むと不安定な気持ちになるので、人に薦めるのに抵抗がありますが、この漫画は作者の体験談を描いていて面白い。
ノリは「〜生活」と同じなので、そちらが気に入った方は是非。
笑える4コマ漫画と言われて真っ先に思い浮かぶのは、この漫画。
面白い人には面白いけど、そうで無い人には全く面白くないと両極端な漫画。
完全版が発売された時は喜びのあまり、布教しまくったものです。
一度手放してしまったので、文庫で買い直しました。でも、昔の方が表紙いいんだよなぁ。
当初は、死人をゾンビとして生き返らせて真実を語らせたり、殺人鬼と戦う漫画だったのに、ゾンビ召喚術が出てきてからはジョジョっぽさを持った能力バトル漫画に変貌。
ホラー漫画なので臓物バンバン、仲間もバシバシ死ぬ、B級テイスト溢れる怪作。
リルカ様がカッコ良すぎる。
79. プラスティックベイビイズ / 美川べるの (アンソロジー、光文社)
ミカベルのDDS系アンソロ集。
「ストレンジ・プラス」も「トランセイザー」も好きですが、ウチはサイト名をデビルサマナーシリーズから拝借しているので、ミカベルでこれを選ばないのは嘘でしょう。
サマナーの煮しめ色した軍団や、ハッカーズの美形仲魔+クドラク&ダメすぎる主人公パーティーが好きすぎる。
私がアワーズを購読しているのは、この漫画と「水惑星年代記」の為と言っても過言ではないくらい好きです。
今、五本の指に入るくらい楽しみにしている連載のひとつ。
展開も設定も伏線もユーモアも面白い。
警官ロボットの漫画で、シリアスとギャグのギャップが良いです。
神谷さんは俺の嫁。
拝み屋・オカルト関係者が集まる横丁の漫画。
「爺萌え」を謳う漫画で、三爺は確かに萌える。
クールで押しの強いお嬢様と、彼女に迫られてどんどん気になっていく女の子の百合話「浪漫」シリーズが良いです。
百合で素直クールとかクーデレとかあまりいないから余計に。
むんこ作品はどれも面白くてどれを選ぶか迷ったのですが、やはりコレで。
らいかと竹田を見ていると自然に頬が緩んでしまう。
男と女の中身が入れ替わり、入れ替わったことでむしろ二人とも性格と性別の違和感がなくなったコメディ。
中身的には「男×男、女×女」という状況が楽しい。男側は中身が入れ替わってることを承知で、そんな感じになりつつあるのがもう。
86. くちびる ためいき さくらいろ / 森永みるく (百合姫、一迅社)
百合好きですからこの漫画は選びますよ、ええ。
瞳×奈々が良すぎます。気持ちが通じ合って、別の話でその後が描かれるのですがニヤニヤが止まらない。
色々あったらしく百合姫で描かなくなってしまったようですが、単行本未収録分はどこかで単行本に収録されないかなぁ。
「肛着」のセリフとともに、主人公が全身粘膜のアナルマンに変身するアレな漫画。
一般誌でこんなネタをやったのがマズかったようで、2巻の発売はないらしい。読みたいのに!
それともアナルネタ漫画でパロネタをやっていたのがマズかったのだろうか。前後方人畜不敗には腹を抱えて笑ったなぁ。
ある意味有名な漫画ですが、入れたかったんだよう。
妖怪・オカルト要素がたっぷりの伝奇漫画。
巨大ロボットやら巨大妖怪やらが一堂に会したシーンは「どこの怪獣モノだよ!」と思ったものです。
特殊な力を持たない京太郎がネガティブで他人な気がしないからか、非日常パートが大好き。
美津里に踏まれたい。
1巻完結で、男の子が女装してアイドルになるというシリーズ。
こんな可愛い子が女の子なわけがない。
個人的には5巻が好きです。
90. みずほちゃん NON STOP! / 山口りな (ガオ、メディアワークス)
ことあるごとにこの漫画を出している気がするな、私(笑
約10年前の漫画で、私が初めて読んだ同人作家を主人公とした漫画。
同人作家で女子高生なみずほちゃんと、みずほちゃんに振り回される守川君を中心にしたラブコメ。
完結してるのに、何故か2巻が出ないんだよおおおお!バレンタインのキス話とか、最終回の結婚話とかまた読みたいのに。
「でりつま」は「Daily TSUMA」の略。いかがわしい連想をしたのは私だけでいい。
同級生の3人の若奥様のお話。
山名沢湖漫画は可愛らしい漫画で好き。その中でもこの漫画は特に可愛らしいと思う。
眼鏡で教師のすみこがいいなぁ。
日本神話などを設定のベースとした伝奇漫画。
転生した剣の一族と人々に仇なす「さとがえり」の戦い、その他の人間の思惑が渦巻く展開はかなりトンデモな域ではある。
鳴神先生がカッコ良すぎ。美女に日本刀の組み合わせは色々な意味でヤバイ。
この幼稚園漫画、面白い!
かぼちゃパンツ丸出しで動き回る園児が微笑ましいなぁ。
主人公の性か、園児にはモテて大人の女性にはモテないつっちーが泣ける。
仕事料500万円でどんな修羅場、どんな絵柄でも驚異的なスピードで原稿を完成させるスーパーアシスタントの漫画。
よく言われる「ブラックジャック+燃えよペン」という例えは言い得て妙。
終盤のトンデモ展開は微妙だと思いますが、それまでの微妙に笑いどころのまじった熱いノリは良いです。
漫画読みなら誰もが憧れるんじゃないだろうか、金魚屋古書店。
こんな店が近所に欲しい。
そして、斯波さんのような男に憧れるのでした。
三姉妹が失踪した父の訃報を聞き訪れた葬儀で腹違いの妹に出会い、鎌倉での四姉妹の生活を描いた漫画。
誘われて一緒に暮らすことにした末の妹のすずもすぐに馴染み、家庭は温かい。
家の外での出来事は結構重めの話が多く、引きつけられます。
生と死の間の空間で、死者の魂をあの世への扉へ導く”ツレビト”の話。
単行本でしか読んでないので先が気になって仕方が無いなぁ。
平衡感覚が狂ったような背景の大ゴマは一枚絵としても奇麗です。
98. 愛がなくても喰ってゆけます。 / よしながふみ (エロティクス・エフ、太田出版)
よしながふみで一番好きなのは「西洋骨董洋菓子店」なのですが、マイナー漫画ということでコレを。
私の中に、よしながふみといえば”食”というイメージが付いているのはこの漫画によるところが大きいと思う。
毎話なにかしらを食べ、紹介しているエッセイ漫画。”食”が絡むだけによりリアリティがあって好きです。
99. ちびとぼく / 私屋カヲル (まんがライフオリジナル、竹書房)
私にとって私屋カヲルといえばこの漫画。私屋作品で初めて読んだ漫画ですし。
猫バカの桃井家と飼い猫のちびの生活を描いた漫画ですが、猫好きでないキャラも気付いたら猫好きになっていたなぁ。
猫を飼っていなくても猫の知識が知らずと増えてました。
今回、一作家につき一作品で選んでいるのですが、これだけは別で。
アフタヌーン本誌で読んだ時は衝撃といったら!
当時の連載作家陣、「大合作」43名、「大合作2」32名にも及ぶ大合作漫画は壮観。
見開きのベルダンディー、スクルドは一見の価値があります。
また大合作やってくれないかなぁ。
■言い訳とか
作家名50音順、掲載誌が複数にまたがる漫画は代表的な1誌のみ、出版社は単行本ベースにしてあります。
見返して見ると、かなりカオスです。休載中や続刊の発行されてない漫画もあるし(笑
「マイナー縛りに囚われすぎて趣旨とズレてるんじゃないか?」という気もするけど、まぁいいか。
メジャー漫画よりもマイナーな漫画を好む傾向があるので、選んでて楽しかったです。
あまりマイナーじゃない漫画も入ってるけど、気にしない気にしない。
結構、バラエティに富んだリストになったと思います。
「よつばと!」はメジャーだと思うのであえて外しました。
自分縛りは、リストアップすればするほど入れたい漫画が増えていくので付けたのと、週刊青年誌はキチンとチェックしはじめたのがここ数年で選べるほど知っていないからです。
「僕の小規模な失敗」は「〜生活」としてカウントするべきだったのかも。そうするとモーニング連載だけど、まぁいいか。
去年選んだ漫画が結構入っているのはご愛嬌。好きなんです。
アフタヌーン作品が多くて偏ってます。
作品傾向も何となく偏ってるけど、自分の好みが再認識できて楽しかったですよ。
記事ができてから、入れたい漫画が出てくるのは仕様でしょうか。
「BLOOD ALONE」とか「ホイホイさん」とか「アニメがお仕事」とか。