ノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃん、再臨! - ブロッケンブラッド2



ブロッケンブラッド2/塩野干支郎次(Amazon)


ブロッケンの血族、再び!
ノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃん、再臨!!



ヤングキング本誌で「ブロッケンブラッド2」が始まった時は、続編が作られるとは思っていなかったので唖然としましたよ。
時代が求めていたのですね。
「2」の桜子ちゃんの表紙が可愛すぎる。



この漫画は、人工魔女の血族「ブロッケンの血族」による錬金術を悪用した事件を、ドイツ系三世の高校生・守流津健一が変身して解決する漫画。


………


…なのですが、本当の面白さは「いやがる美少年に女装させ、無理矢理アイドルとして売り出す」といういじられる女装少年にニヤニヤする漫画。
健一=桜子ちゃんです。桜子ちゃん可愛いです。



前作では初めこそ、否応無く魔女っ子に変身して戦い、潜入操作として女装していた健一でしたが、途中から従姉妹の礼奈によってアイドルデビューさせられてしまいます。
「現役女子中学生アイドル・ノイシュヴァンシュタイン桜子」として。男子高校生なのに。


そんなワケで、途中からアイドル業をメインにやらされている健一。
「2」も勿論、アイドル業優先ですよ。
毎回異なる際どくてエロい衣装で、嫌々アイドルをやるのですよ。
桜子ちゃん、可愛いよ。
恥辱に耐えて歯を噛み締める表情が可愛い。


礼奈やバカな敵やバカな周囲の人にツッコミつつ、アイドルとしての階段を昇っていく桜子ちゃん。
CDデビューから、CMデビュー、ハリウッド映画出演と、活躍は国内に留まりません。
あんなに際どい(主に股間が)衣装で活躍しても、正体がバレないのはお約束。



とまぁ、可愛くて漫画世界でも大スターな女装少年漫画。
バカなのは女装設定だけでなく、登場人物は基本的にバカ。
ノリとテンションでバカなことをやる勢いの良さが面白い。


敵が錬金術を使う血族のはずが、人に野球球団のマスコットの着ぐるみを着せて暴れさせたり、宇宙人を信じる電波な国会議員を操って政権を乗っ取ろうとしたり、歳くったキャッツアイみたいなおばさんだったり、魔力を持ったチャイナドレスのせいで暴れる中年男性だったり…
そういったイロモノな敵を、健一が魔女っ子に変身してステッキで殴打して倒すのです。
錬金術とかあんま関係ねぇ。
事件はワケのわからない解決の仕方が多いです。


味方は味方で、女装した健一をアイドルに仕立て上げている礼奈と、女装した健一がストライクを通り越してホームランな礼奈の娘の明日香という、アレな人達ですし。
良い感じに頭が悪く、ハイテンションな漫画ですね。



まぁ、桜子ちゃんが可愛い衣装で恥ずかしがって、エロい展開になるのを楽しむのが正解。
ブロッケンブラッド3」が2008年初頭に始動とのことなので、待ち遠しくて堪りません。



ブロッケンブラッド 2 (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド 2 (ヤングキングコミックス)


ブロッケンブラッド (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド (ヤングキングコミックス)