ミリタリー青春恋愛漫画、完結！　-　ククルカン〜史上最大の作戦〜(7)

ミリタリー恋愛漫画「ククルカン」、完結巻ですよ！

「最終巻なのに、表紙のキャラは知らないキャラだな？」と思ったけど、ラストまで読んで納得。
1巻の表紙と同じレイアウトだと気付いて鳥肌が立ちましたよ。
こういうさり気無い演出は大好き。

6巻で部隊とはぐれてしまったリプトンとぺジャ。
上級亡霊の包囲網を掻い潜り、友軍の到着まで持ち堪え、上陸作戦も成功。
ここからは敵地が舞台となり、物語も佳境へ向かいます。

正直、ラストの戦闘は展開はムチャで早過ぎる感もあります。
スフィアなどに不明な点も結構残ってます。
しかし、今巻のオビの「ミリタリー青春グラフィティ」や、1巻からあるようにこの漫画は恋愛漫画であり、面白い青春・恋愛漫画だと思います。
や、それでもラストは大団円というには描写不足な感があって物足りなさはあるかな。

敵軍は終始人外でしたし、人死に描写はほぼ無くて序盤は部隊のダメージも少なかった。
そういう漫画だけに軍隊を舞台としつつもゆるい空気を持ち、隊員同士の人間関係に重点が置かれた青春漫画と言えます。
軍隊なのにノスタルジィを感じるコミュニティなんですよね。

リプトンとつばさの成長、そして恋愛がこの漫画の一番のメイン。
リプトンを心配し、怖い思いをした時には自分を思い出して欲しいとつばさが感じる*1くらいに2人の関係が進展したのを見ると嬉しいですね。
つばさを助け、一人でも墜落や機体からの落下の危険があるククルカンの操縦をつばさに任せ、敵を狙い撃つリプトンのカッコ良さは最終戦だけあるなぁ。

そして、この漫画で忘れてはならないのはノゾキでしょう。

敵地にありながらノゾキを行う熱い漢たち！
蒼天やジャッカルまで加わり行われる最大のノゾキ作戦の熱いこと！
どの作戦よりも熾烈な作戦に気合が入り、血涙を流す。
一枚上手な女子隊員を欺き、作戦を遂行。漢は誰しも女の裸が見たいんだよ！

今回はマーガレットのサービスショットが見れて嬉しいです。

リプトンとつばさの恋愛の行方は、とりあえずリプトンの扱いが酷いなぁ。不憫だ。
それよりもっと、ベジャの方は涙を誘う。うう。