人語を解するおっさん猫 - タマさん(1)



タマさん(1)/森ゆきなつ(Amazon)


「わしの名はタマさん。どこにでもおるただの猫や」


まんがタイムまんがタイムオリジナルに連載されている猫4コマ。
タマさんは人語を解し、関西弁を喋る猫。
ただの猫やで。


結構、芳文社は誌面でプッシュしているような印象を受けるだけに、展開的に突き抜けた部分は多少欠ける感はありますが、絵柄も可愛らしくキレイにまとまった4コマ。
4コマ好きで猫漫画好きな私は好きですね。
そういえば一時期、「不思議猫タマさん」がタイトルだったような気がしたんだけど、気のせいかな?



猫漫画の猫といえば美猫かドジで可愛らしい猫、喋るとなれば子供っぽい無邪気な性格か、落ち着いた大人が多いものです。
しかしタマさんは、丸々と太ったムチムチでメタボリックなボディ、操る言語は関西弁その中身はおっさん、と猫漫画としてはなかなか異質。
いやいや、猫好きにはタマ丸出しで狸のようなタマさんも愛くるしい。
は、だからタマさんか!?



一応、タマさんは尻尾が二股に分かれているので猫又だと思われ*1、オマケ漫画でも”妖怪マンガ”と書いてある不思議生物漫画。
飼い主で現実主義のメルヘン作家・夕人とその娘でタマさんの大の仲良し・ふるる、隣人の杏や学友とタマさんの猫漫画的生活と不思議体験をメインとしています。


個人的にはタマさん以外の不思議生物が絡む話よりも、おっさんなタマさんのセリフに対する人間のツッコミ、逆にふるる達のズレた行動に対するタマさんのおっさんなツッコミが好き。
あとは、撫でられて「あああん!」と悶えるタマさん(中身おっさん)が可愛い。
というか、撫で方がテクニシャンなメガネっ娘のふみかが可愛い。メガネっ娘



「喋るおっさん猫」の設定が妙に良くて癒されるので、私は今後も追っていきます。そんな猫好き。



「ただの猫やで」

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さぶろうぺーじ
森ゆきなつ先生公式サイト


タマさん 第1巻やで (まんがタイムコミックス)

タマさん 第1巻やで (まんがタイムコミックス)

*1:作中では明言されてません