めがねがあるからこその恋愛関係 - めがねのひと
日阪水柯先生の2冊目の単行本「めがねのひと」。
2006〜2007年発行の同人誌から8本と、描き下ろしを2本収録した単行本です。
私は日坂先生のファンなので待望感を感じていたのはもちろんのこと、同人誌で発表されたオリジナルの作品を商業単行本で読める幸せと、本棚に並べてられるこの幸せ。
上目使いのめがねの女の子の可愛いカバーは光沢のある装丁で、漫画オタクの私には並べて見てもウットリできますし、手触りも良くて手に持って読んでいる時も何気ない幸せを感じます。
中表紙もえっちくて良いなぁ。
日阪水柯先生といえば”めがね”です。断言します。
めがねの女の子が非常に可愛いくて、めがね好きとして魅了されて止まない可愛らしさ。
この「めがねのひと」に収録されている作品も、漏れなくめがねの女の子が出てくる作品ばかり。女の子だけでなく、男の子もめがねをしている作品もあります。
めがねの女の子と、その相手との恋愛を描いた作品です。日坂先生は百合も描かれるので”彼氏”ではなく、ウチでは”相手”という表記をしておきます。
日坂先生の描く”めがね”の女の子は可愛さを演出するフェチや属性のツールとしてだけでなく、めがねがあるからこその感情の機微を描いたものも多いのが良いです。
「セックスの時にめがねは外すか否か」というテーマの作品もそう。
好きだから相手の気持ち良くなっている顔を見たい、見えていないから他の感覚が敏感になって相手をより感じられる…
めがね好きの男としては、めがねはしたままでいて欲しいな、と思うのですが、めがねとの付き合い方は人によって様々。
セックスの時はめがねを外すで、コンタクトをしている彼女を見てムラムラするパブロフな彼氏も愛らしかったりしますしね。
また、めがねをしている人の生活に絡めた展開が、ならではという感じがして良いです。
妹の伊達眼鏡を間違えて持ってきてしまったり、変なところに置いためがねでケガ・修理、めがねの曇り止めとか。
描き下ろしの「ヨワリメクモリメ」の曇り止めの男の子のセリフが良いなぁ。惚れそう。
めがねを絡めた部分だけでなく、女の子の心情も良いですよ。
基本的に女の子と、彼女の好きな相手の関係をセックスを含めて描かれます。
女の子のモノローグとともに進む展開は柔らかくも、壊れそうな繊細さも持っていますし、セックス描写があるからかどこかフワフワとした印象もあります。
だからか、身体の繋がりと心の繋がりがより映えて感じられる。
日坂先生の漫画、好きです。
フラッパーでの連載「数学ガール」も始まりますし、今後とも活躍が楽しみです。
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○「めがねのひと」発売 メガネっ娘のSEXについて【アキバBlog】
○日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス
日坂水柯先生のブログ
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