幼女と姉と兄が登場!新たな一面を見せる学園コメディ - ヒャッコ(3)



ヒャッコ(3)/カトウハルアキ(Amazon)


祝・アニメ化!
ヒャッコ」の3巻も女の子たちの相変わらずのドタバタコメディが楽しいですよ。


申し訳ないことに、私はソフトな百合を読んで感じているのですが、それだけ虎子たち1年6組がわきあいあいとして賑やかなんですよね。
一緒に休憩時間を過ごして、昼食を食べて、放課後に遊ぶ…
授業も時にはドタバタで妙なことになったり。
衝突することがあっても、基本的にはわきあいあいとした雰囲気は学園コメディの醍醐味といえるものです。


楽しさが伝わってきて、思わず動き出したくなるむず痒さを伴うこのワクワク感。
これが「ヒャッコ」の魅力だと感じています。



巻を重ねるごとに新キャラが登場してますます賑やかになっているのですが、3巻では文字通り新しいクラスメイトが増えました。
初等部から高等部に飛び級してきたヒツギです。
作者コメントも「ヨウジョ!!ヨウジョ!!」ですよ!
装備にスク水を押さえ、さらにはボクっ娘という。


子供っぽいどころか本当の子供がクラスメイトになって、虎子の懐かれっぷりが映えます。
虎子は子供に好かれそうだものなぁ。そして面倒見もいい。
そんな新たな一面とともに、2巻までに登場していたキャラとの仲もより近くなっていて良いですね。
特にマツリなんて、虎子と相当に距離が近くなってて良いなぁ。



他の新キャラとして虎子の兄の狐と、姉の鬼百合が登場。
それに伴い、虎子の複雑な家庭環境も語られてシリアスな場面もあります。
兄と姉がいること、家出の話は1巻でも出ててたことで、ここに繋がってたんですね。
家族を前にして見せる虎子の一面に、単純にドタバタだけでない設定の深みを感じます。