今月のフラッパー (5月号感想)



コミックフラッパー 5月号(Amazon)


リニューアルを機に買い始めました。購読2号目。
既存の連載はしばらく読み続けないと感想書けそうにないので、新連載と読切をメインに感想を。
自分がアンケ書く用のメモを兼ねて…と思ってたら、フラッパーはwebでアンケやってるんですね。知らなかった。


やたら豪華な20人+αの作家が描く同人誌「20人の『二十面相の娘』」が付録。
西川淳先生の「ランダムフライ」が新連載、秋★枝先生の「煩悩寺」がシリーズ連載、「ブロードウェイ」、「NIRVANA」が読切です。

さくらの境 / 竹本泉

卒業してもだらだら、ふたちゃんはデレデレでまったりしますねー。
「MAGI×ES」と同時に連載しているのでページ数は少なめですが、かえってこのページ数にもまったり感がある気がしてきました。

数学ガール / 日坂水柯 原作:結城浩

私は日坂先生のファンなので、フラッパーの購読を始めた目当ての作品が「数学ガール」だったりします。
原作未読。


数学クイズをする「僕」とミルカさん、「僕」のことが好きな後輩のテトラちゃんの青春もの。
数学がテーマで解説しつつ進んでいくわけですが、全体的に柔らかい雰囲気なのが良いです。
苦手な数学を「僕」に教えて貰っているテトラちゃんが可愛く、ミルカさんの2人の間への乱入の仕方が尋常じゃない。うん、酷い。続きが気になりますね。

ブロードウェイ / アントンシク 原作:猪原賽

夜の中野ブロードウェイを舞台にした読切。面白かったです。
怪しい店が立ち並び、不気味な人形や銃、人死にも出る混沌とした夜のブロードウェイ。
そこに昼の住人が迷い込んでしまう、というもの。
現実味の薄い迷い込んだ異世界と、現実的なラストが良いです。

煩悩寺 / 秋★枝

上の階に住む女性が呑んだ帰りに我慢しきれずにトイレを借りに来た、という出会いから始まるお話。
ドラマチックでも何でもない出会いが良いなぁ。
男性の部屋は彼の兄が送りつけてきた変なもので溢れかえっていて、フラれて酒を飲んでいる女性にとって楽しい夜。
秋★枝先生の漫画は、柔らかくてゆったりした雰囲気が魅力だと感じているんですが、悲しいことがあった大人のキャラがいるこの漫画でもマッチしていると思います。