豪華執筆陣の「猫本2」発売!講談社猫祭開催中!



猫本2(ねこもとにゃー)(Amazon)


今月は「猫本2(ねこもとにゃー)」、「チーズスイートホーム」5巻、「プ〜ねこ」3巻が発売です。
講談社猫祭ですよ!(勝手に命名)
アフタヌーンもチーと風助のマグネットが付録。
「猫本」から2年、猫好き・猫漫画好きには堪らないものがあります。



して「猫本2」ですが、今回も豪華執筆陣過ぎます。

青池保子
安野モヨコ
いくえみ稜
いましろたかし
漆原友紀
えびなみつる
大ハシ正ヤ
小田扉
小原愼司
笠辺哲
鹿島麻耶
梶原にき
嘉納悠天
上條淳士
雁須磨子
北道正幸
久世番子
業田良家
小手川ゆあ
こなみかなた
小林賢太郎
小林じんこ
シギサワカヤ
そにしけんじ
とりのなん子
中島守男
中村光
萩尾望都
風呂前有
松田洋子
松本英子
諸星大二郎
山下和美
やまだないと
夢野一子
横山キムチ


総勢36名の作家さんが、”猫”テーマにやりたい放題描いている企画本。
いや、ラインナップが本当に豪華ですわ。すげぇ。



内容はオリジナルの猫漫画から、作家さんの代表作に猫を絡めた漫画、エッセイ・実録系の猫と作家さんの漫画など様々。


山下和美先生の柳沢教授とタマには和みましたし、そにしけんじ先生はやっぱり「猫ラーメン」だろうなぁと思ってたらザリガニ課長とコラボしてたり。



「辞令 総務部総務課 猫を命ずる」で始まる、諸星大二郎先生のサラリーマンがネコミミつけて役職・猫をやってる漫画は唖然としました。
これは猫漫画なのか!?いや、面白いんだけど!



猫漫画といえば、猫との生活を描いたエッセイ系の漫画は外せないところ。
猫バカっぷりが猫好きには堪らんのです。
小手川ゆあ先生や、漆原友紀先生の猫生活は和む和む。
そして、猫を飼っていない番子さんのエッセイなんですが、”エアねこ”って何だよ(笑)
「飼うんじゃない 感じるんだ!!」に吹いた。



猫好きによる、猫好きのための猫漫画本。
猫漫画好きならば楽しめること請け合いです。

チーズスイートホーム



チーズスイートホーム(5)/こなみかなた(Amazon)


アニメ化の「チーズスイートホーム」の単行本は今回ももちろんフルカラー。
家の周辺マップもあってニヤリとしますね。


引越し先で、庭の外の新しい世界に一歩踏み出したチー。
新しい景色を見た反応が相変わらず可愛すぎるぞ、この子猫は。


お父さんのブラッシングや、迷子になって出会った三毛おばさんに聞かされた”ママ”のことと、母猫に関連することが出てきます。
でも、チーの帰る家はヨーヘーたちと過ごす家なんだよ。


そして、クロいのとの再会。ジワッときます。



「猫本2」の方にも描き下ろしで出張しているんですが、そちらはモノクロです。
生まれたばかりの頃のママと兄弟との日々。可愛いなぁ。

プ〜ねこ



プ〜ねこ(3)/北道正幸(Amazon)


そして「プ〜ねこ」。


社会風刺や時事ネタ、シュールであったりと一捻りあるネタが、好きな人には堪らない猫4コマ。
楽しめない人には楽しめない(らしい)人を選ぶ漫画みたい。
ネコ漫画を「なんの必然性もなくネコばかり出てくる漫画」と(ネタとして)言い切る、そんなネコ漫画です。


「4コマ目のインパクトが今一歩」と作中でも自虐的にネタにしてもいるんですが、4コマ目じゃなくて1本の4コマ全体で楽しむネタが多いんじゃないかと。
4コマ目で大笑いしたネタももちろんありますけど!


表紙と裏表紙に、ドス猫親分の4コマがあります。
人の肩に乗り、振り返るとともに名言じみた教訓を言ってくれるドス猫親分。渋い。
じんわり面白いと感じるんですが、これが楽しめるかどうかで自分に合ってるかどうかが判断できるような気もします。



基本的に4コマ漫画なんですが、たまにショートストーリーものがありまして、それがまた面白い。
今巻に収録されている「地球消防自警団」が大好きですよ。


タマゴから幼虫(?)、サナギ、毛玉になり、そして巨大猫怪獣・クレクレネコラが襲来する怪獣もの。
対するは旅行好きのオランダ人が団長を務める・消防自警団。
作戦会議室で、土産を食べながら土産話をするよ!


北道先生のショート漫画は、ふざけた感じの悪ノリ全開で捻られたギャグが光る逸品だと思うのですよ。