楽しく幸せな4人家族漫画、完結 - よにんぐらし(4)
宇仁田ゆみ先生の家族漫画「よにんぐらし」の完結巻ですよ。
4コマ誌は最終回を事前に大々的に告知、っていうのをあまりしない気がするんですが、連載で最終回だと知った時は衝撃を受けたものです。
それだけ私にとって好きな漫画で、良い漫画です。
「よにんぐらし」はタイトルそのまま、4人家族の日常を描いた漫画。
おとうさんのタロー、おかあさんのちはる、おねえちゃんのゆり、おとうとのコタローの4人家族。
「よにんぐらし」は「大人視点でも子供視点でも楽しめる」、そんな漫画を目指して宇仁田先生は描かれています。
これがまた優しくてあったかいんだ。
そして感じるこの幸せ。
基本的な視点はおかあさんのちはる視点で描かれます。
だから大人としては未婚であってもすんなり読むことができ、子供達がすごくかわいく感じます。
突拍子もない発想や言動、小さなことに大喜びするゆりには、大人になって忘れてしまったものを思い出させてくれます。
反面、子供だから言うことを聞かなかったりままならないこともあります。特にコタローは物心ついてないですし。
でも、それもひっくるめて子育てや子供のかわいさであり、手の掛かる部分を上回って感じる愛しさ。
ちはるは勿論、ギャルママのヨッちゃんを見てると特にそう感じますね。
親ってすごい。
読んで、「子供かわいい!」や「結婚したい!」と家族の幸せを感じられるのは、家族ものとして良い作品だという証。
「よにんぐらし」は実際に様々な年代の読者から感想があったそうで、私も結婚したら相手に読んで欲しいし、子供ができたら読ませたいと思いました。
結婚のアテなどないけど。
なんか、20代も後半に突入して久しくなってくると、家族や親子を描いた漫画がものすごく面白く感じるようになってきました。
これが歳をとるってことなのかな、としみじみ思うなぁ。
10年後のゆりとコタローを描いた描き下ろしがあるんですが、これがまた良いです。
変わってなくて、2人ともニブくて、大人から見ると微笑ましい兄弟だなぁ。
なんとなく2人とも父親似な感じがしますね。
関連
○ウニタコウボウ
宇仁田先生公式サイト