神曲満載の名盤、マクロスフロンティアO.S.T.1「娘フロ。」はシェリル好きには堪りません。

ついに発売されたマクロスFのO.S.T.（オリジナルサウンドトラック）1、「娘フロ。」！
タイトルは「娘々フロンティア。」の略です。
入手してからというもの、マクロスファンとしては当然のように毎日ヘビロテしています。

マクロスFの音楽は菅野よう子さんが担当され、「娘フロ。」の楽曲ももちろん全て菅野さんの作曲。
「カウボーイビバップ」や「マクロスプラス」などで菅野さんの楽曲が良いのはお馴染みで、今作「マクロスF」もやはり素晴らしいです。

ヴォーカル無しの楽曲では「Innocent green」や「キラキラ」、「Take Off」が心地良くて特に好きですね。
オーケストラや管弦楽器を活かした楽曲が多く収録され、ドラマチックに盛り上がる曲と心地良い曲のある良いサントラになっていると感じました。

マクロスと言えばやはり”歌”！

マクロスと言えば戦闘機・三角関係、そして歌です。
マクロスFには我らが銀河の歌姫シェリル・ノームと、新人歌手ランカ・リーがいて、彼女らのヴォーカル曲も「娘フロ。」はもちろん収録。

収録しているヴォーカル曲は、シェリルが5曲、ランカが4曲、ランカが歌うシェリルの楽曲が1曲、坂本真綾さんの歌うOP「トライアングラー」、SMS小隊の歌。
ヴォーカル曲の総数は12曲という豪華さ。
OPの「トライアングラー」、EDの「ダイアモンド　クレバス」をはじめとしてフルで収録しているのが嬉しいですね。マクロスにおける歌の重要さをわかってらっしゃのが伝わるかのようです。

銀河の歌姫、シェリル・ノーム

で、「娘フロ。」はアルバムの序盤と終盤が神懸かってるんですよ。
シェリルファンなら特になんですが、何度聴いてもゾクゾクします。
私はシェリルはキャラクターも、歌シェリルであるMay'nさんが歌う楽曲も大好きなので鳥肌が立ちっぱなしです。

アルバムの2〜4曲目は”Sheryl On Stage”というライブアレンジがされたバージョン。
イントロとアウトロ、間奏のあたりにファンの歓声が入る演出がなされ、3曲がライブの如く完全に繋がった形になっています。
「Waht'bout my star?」が神曲だと思うくらいに好きなんですが、「Welcom To My FunClub's Night!」→「Waht'bout my star?」の繋ぎが神懸かりすぎて本気で涙が出てきました。音楽だけで涙を流すなんて初めてだぜ。
曲間の繋ぎがそのままダンスミュージックである「Waht'bout my star?」のイントロに自然に繋がり、曲を盛り上げていくのが堪りません。サビが曲タイトルのリピートなので心地良く頭に残るのも良いですね。
そしてすかさず名曲「射手座☆午後九時Don't be late」に繋がるんですが、これがまた歓声の演出が凄い。テンション上がる！

アルバムのラストを飾るのは「インフィニティ」と「ダイアモンド　クレバス」。
「インフィニティ」は7話で使用されたドラマティックな楽曲。【公式試聴ページ】
ただでさえドラマティックなのに、劇中でのシーンが脳内で再生されてもうヤバイです。
そして次がED曲の「ダイアモンド　クレバス」だという素晴らしき曲順。

新人歌手、ランカ・リー＝中島愛はまだまだ発展途上

「娘フロ。」はシェリルをフューチャーした印象があるのは私がシェリル派だからというだけではないと思います。
収録されているランカの曲は、ランカがデビューする前の楽曲という位置付けをされているんでしょうね。
そんな感じがひしひしする「ニンジーン」や娘々のCMソングは楽しい曲です。

ランカ役の中島愛（めぐみ）さんは、「作品とともに成長して、作中で役者として臨界点を超えるであろう瞬間を僕らと共有できる方におねがいしたいです。」という監督の意向でされたオーディションで選ばれた新人の声優さんです。
だから、O.S.T.1である「娘フロ。」ではまだ駆け出しで、作中のランカの成長とともにO.S.T.2以降では楽曲も増えるはず。*1

余談ですが、ラジオ「マクロスF○※△」に『アイドル育成道場「今夜もドル箱積み上げたろ課」』というコーナーがあって中島さんが色々とチャレンジしていらっしゃいます。
ラジオで素のトークをする中島さんの声が個人的にどストライク。少し低音の効いた声が魅力的すぎます。

私は歌も含めてシェリル派なんですが、「娘フロ。」で一番好きな曲は「What'bout my star?＠Formo」だったり。【「What'bout my star?」の公式試聴ページ】
確かにMay'nさんの方が歌が上手いと思うんですが、中島さんの歌声は良い意味で庶民的で心地良い温かさがあると感じます。
ランカがシェリルのナンバーを歌う「What'bout my star?＠Formo」は、実力のあるシェリルがコーラスやハモリに徹している形になっていて、「Waht'bout my star?（Sheryl On Stage）」とはまた別の素晴らしさがあります。
サビの一箇所でシェリルの”What'bout my star”にランカが”star”と被せる箇所が好きすぎる。1:13のところですね。

「娘フロ。」はまさに楽曲ゼントラ盛りの名盤です。