妹がかわいすぎる！むんこ先生＆曙はる先生の同人作品集「妹本」
うわー、かわいい！かわいいー！！！！
妹のももこちゃんがかわいくて死ねる。いや、死なないけど。
むんこ先生と曙はる先生の合同サークル「さるばな」がコミティアで発行されていた同人誌「妹」シリーズをまとめた単行本が、この「妹本」。
むんこ先生の「○○コンプレックス」を5編、「ぴたんと」を3編、曙はる先生の「fairy land」を8編、同人誌だけでなく、まんがホームに掲載された作品と描き下ろしを収録した1冊です。
「むんこ先生の同人作品が商業誌で読めるのは「妹本」だけ！」…かどうかはわかりませんが（多分、「妹本」だけ）、むんこ先生が同人誌で発表されていた作品を収録ということでそれ目当てで購入。
母を早くに亡くした兄と妹がしんみり、そしてあたたかいのはさすがむんこ先生だと思いました。
そして、曙はる先生の描く妹・ももこちゃんがかわいすぎるじゃないですか！
曙はる先生はこの「妹本」が商業初単行本とのこと。
4コマ誌で曙はる先生の漫画を読んではいたのですが、正直侮ってました。
胸がきゅんとなる幸福感に引き込まれ、一気に好きになりました。今後はもっとちゃんと気合を入れてチェックしよう。
そうだ、まんがホームに掲載された「fairy land」を読んで、かわいいなぁと思ったんだ。
でもこの漫画は、最初から通して読んでこそ真価があるんだ。そう感じました。
曙はる「fairy land」
「fairy land」は歳の離れた兄と妹のお話。
その年齢差は19！
19も下の妹なんて、そら人に言うのは恥ずかしいでしょうね。
恥ずかしい思いをしたり、親子に間違われたり、彼女にフラれたり…
兄の源太にとって妹の桃子はやっかいの元凶でしかなかったワケです。
そんな源太ですが、両親が仕事で海外に行くということで、桃子を預かり世話をすることに。
ああ、また彼女にフラれたよ…
そんな感じの兄妹なんですが、ももこがもうね、かわいいんですよ。
お兄ちゃんに会えることを無邪気に喜び、コンビニデザートを開発している兄の作ったプリンを本当においしそうに食べます。
ももこのその姿に源太も「かわいい」って思うんですよ。
仕事で保育園の迎えが遅くなると知って、ウソをついてでも早くお兄ちゃんに会いたがるももこがかわいいんですよ！
初めは妹を毛嫌いしていた兄が、少しずつかわいいと思い、あるキッカケでシスコンに目覚めるのが微笑ましい。
そりゃあ源太の彼女も呆れるよ！でも、ももこちゃんはかわいさに彼女さんもメロメロになるよ！
ほんのりと胸があたたかくなる幸せを感じられますよ。
デビュー前のオリジナル作品が単行本で読める幸せ
私は2回しかコミティアに行ったことはないのですが、コミティアは面白いと感じています。
オリジナル作品のみの即売会なので、漫画が好きな人が作っている本当に様々な漫画があります。会場の端から端まで見て回りたいくらい。
でも同人誌なので、その本との出会いは一期一会の可能性もあるんですよね。
なので、こういう形でデビュー前の同人作品が商業単行本として読めるのは本当に嬉しいです。
コミティアからデビューされている方はかなりいらっしゃって、同人作品が商業の連載に繋がったり単行本にまとまったりということはままあります。
面白い漫画を描かれる作家さんの作品は、可能なら全て読みたいと思うのは漫画好きのサガ。
お目にかかれない、入手が困難な同人誌の作品が商業単行本で読める流れが増えるといいなぁ。
