今月号も「惑星のさみだれ」から目が離せませんでした - YOUNGKING OURS 8月号
楠桂先生の「ケダモノの唄」が新連載。
「破戒劍師」、「アウトカラーズ」、「オニギリ!!」がCカラーです。
そういえば、先月からアンケートがページを切り抜いてハガキに貼る形じゃなくて、専用のアンケートハガキになってます。
印刷コストは上がったんじゃ?とか邪推しまうんだけど(雑誌定価は変わってません)、書きやすくなって嬉しいですよ。
ケダモノの唄 / 楠桂
楠桂先生の新連載。
レイプの被害にあった乙葉を見つけ、保護したのは同級生の唯だった。
あんなことがあったのに、いや、あったからこそ乙葉にとって光を灯した唯は大切で好きすぎる存在なわけです。
1人を好きすぎるが故に盲目的で、乙葉の世界には唯しか見えていません。
強く思われ頼られることで、唯も同様に乙葉しか見ていない感じがします。
2人の目の前でイジメが起きていても、全く意に介していません。
そんな関係の2人ですが、唯が通り魔に刺殺されてしまい…そして、唯そっくりな悠が転校してきます。
最愛の人を失い、同じ顔を持つ人物が現れたことで、乙葉がどうなっていくか、過去の事件と唯の事件の犯人は?
というのがこの漫画のキモになってくるんでしょうね。
もしかしたら悠が女ではなくて、男な気がしないでもない。なんとなく。
この漫画、イジメや担任の悪意に対しての反応が描かれていません。
だから妙に不安な感覚を覚えます。
人間の悪意が渦巻くサイコミステリーになっていくのかな。
ワールドエンブリオ / 森山大輔
あの伏線が…!
過去の事件のもう1人の被害者である”彼”が登場しました!
うわー!面白いよー!
リクが、偶然にも再会した彼が過ごしてきた日々はやはり平穏なものではありませんでした。
そこに怪物が現れて、まさかの展開になるのがもう!震えます。
同じ成長の舞台に立たせることで、刃旗使いとして精神的にも成長しているリクと彼が対比的に描かれそうですね。
惑星のさみだれ / 水上悟志
前回の引きの通り、更なる力”黒竜”の力を得る為の夕日と白道さんの戦い。
幻獣の力が強大なことは南雲さんを見れば一目瞭然だっただけに、こうくるかー!という展開でした。
そうか、安易に力はつけさせないか。
確かにその方がこの漫画らしいといえばらしい、かな。
そうなると三日月も…か?
神鳥はここ数回をみる限りでは、”死”を乗り越えて花子がランクアップするか、アニムス側についたものの気持ちが揺れている太陽がアニマ側に戻ってランクアップするかの方が可能性が高い気がしてきました。
しかし、今回の黒竜のランクアップの仕方が霊馬の時以上に酷くて笑いました。
死は親しい者ほど、近ければ近いほど重く影響を及ぼすもの。
乗り越えても記憶や思い出としてもので、それを新たに現れた泥人形は揺さぶる形になっていました。
知性とか色々すっ飛ばしてたりと衝撃がありましたが、泥人形の言葉が気になりすぎる。全部読み返すしかないじゃん!
そして、この流れだと花子の前に太朗の姿で現れそうな感じですね。
あとは白道さんの”対人用戦闘法”が引っ掛かるところで、疑問を持つべきところをノイのセリフで判りやすくしている形になっています。
神余との修行は、夕日とさみだれが地球を砕く話を聞く前だったわけですが、あの時は確かに戦い方が違っていた。
掌握領域で柄を掴んではいたけどあれは手元に引き戻す為だったし、やはり、夕日とさみだれの話を聞いてから体得したと考える方が順当でしょうね。
アニムスが人間の姿なので、神余との修行の時点から対人用の訓練をしていたと考えるのは深読みしすぎかなぁ。