「セラフィック・フェザー」完結、お疲れ様でした アフタヌーン 8月号



アフタヌーン 8月号(Amazon)


今月は、四季賞出身の野村亮馬先生による「ベントラーベントラー」が新連載。
異星人が普通かどうかは知らないけれども地球で生活しており、彼ら絡みのトラブルを警察の外星警備課が対応する…という漫画。
主人公が妙な異星人に懐かれて、変な事件に遭遇していくんだと思います。
異星人絡みのトラブルとはいえ、テンポはゆったりしているので大惨事になってもコメディノリなのが良いですね。


セラフィック・フェザー」と「チノミ」は最終回。
セラフィック・フェザー」に関しては、高校当時に友人がハマっていて読み始めたのもあって感慨深いです。
そうか、10年近く読んでるんだ。
友人ともども、うたたねひろゆき先生にハマったのがロリ方面の深みによりハマる一因になったのも良い思い出です。ロリのキッカケはまた別でしたが…。
完結したことですし、一度その友人とはゆっくり語り合いに行かなくては。


来月は前代未聞の”同一作家による3本同時新連載”。
読切ではなく、新連載なんですよね。無茶しやがって
初回は3本、2話目以降は1本か2本を同時掲載という形をとるんだと思いますが、岡戸達也先生という新星の漫画を弥が上にも期待せざるを得ませんね。


そして、来月から遂に冬目景先生の「ACONY」が連載再開ですよ!待ってました!
でも、正直どんな展開をしていたか忘れてしまってます。
しかし楽しみなことには変わりありません。楽しみだ。

無限の住人 / 沙村広明


初っ端から尸良きたー!!!


尸良は言わずと知れた、胸くそが悪くなるド外道だけど、出てくると展開が軒並み面白くなるんですよね。
おそらくラスボスになるんじゃないかなぁと踏んでいたんですが、凛との接触でどういう展開になるのかな。
現状、万次が凛をほっぽって行くわけもないですし、尸良との接触の前に他の勢力に出会うかどうかといったところですかね。


それにしてもこの漫画で籠は鬼門だなぁ。
いかに100人斬りで不死者、江戸城を騒がせた娘といえ、こういうのを見ると組織でなく個人なんだな、ということを再認識させられます。
それがプラスに働くことも多々あったけど、共有化できる情報が少ないってのはあるよなぁ。

オクターヴ / 秋山はる


うわー、相変わらずの百合展開が良いよー!!
夜中の海辺で2人きりっていうのが良すぎます。
ネタバレ抜きで感想が書けないよ!



今回の話は雪乃が”節子の男性とのセックス経験”について尋ねたことが中核で、男性との経験があった上で雪乃を選んでいるというのが非常に良いです。
BLでも百合でも、”性差を超えて同性をどうしようもなく好きになる”のがひとつのキモなんですよね。
異性にモテるのにそれでも同性が好きというのは、より深い感じがします。


で、節子の好意は”どうしようもないくらい”かといえば、そんな感じはあまりしない。
雪乃が好きなのは確かなんだけど、雪乃の失言から始まった話題とはいえ「ちんこも嫌いじゃない」と面と向かって言う残酷さ。
いや、本心を言っているのは隠し続けるより残酷ではありませんが、好き合っている相手の女性に「男とセックスしてきてもいいよ」なんて言うのは残酷以外の何物でもないですね。
私が異性愛者だからこう感じるというだけではないと思うんですが、節子は何処まで行っても雪乃に”男性との経験”をすることはできないので、こういう言葉が出たんじゃないかなぁ。
なんとなく優しさと想いにズレがありますね。


女性同士の恋愛ものでありながら、女性同士だからかえって強く異性を感じさせるので、毎回のようにこの先の展開が楽しみであり不安です。