日々は続くよ、どこまでも！　-　よつばと！(8) - なんてことない毎日の趣味と生活と投資活動

やっぱり「よつばと！」は面白いなぁ。
よつばは可愛いなぁ。

「よつばと！」の面白さは今更言うまでもないのですが、やはり面白いので感想をー。
風邪で調子が悪くても買ってきたその日に読まないと気がすまないくらいでした。
むしろ、「よつばと！」の世界のゆったりとした空気に癒されました。
幸福感に満ちていてあったかいなぁ。

ゆっくりゆっくり進む日々は秋へと移っても、よつばの日々は大きくは変わらなくて、でもよつばが自転車に乗るなど確実に変わっていっています。
それが良いんですよね。
この年頃なら大きく成長していくよつばを、すごい変わったという感じがしない程にゆったりと日常が描かれていくのが。
正直、夏のイメージが強すぎて秋になった今でも「まだ夏なんじゃね？」って感じたりするくらいに日々をじっくり重ねてきたんですよね。
普通にお隣の綾瀬家に行ってあたかもそれが普通であるかのように、寝転がっているかーちゃんの隣に行って横になるのがもう！
かーちゃんの目の優しさときたら、それが自然であるかのような幸福感を感じます。

よつばの感性が「そうそう、子供の頃はこんなことした！」と思わせるものなのが毎巻のようにすごい。
言われなきゃ思い出さないような、懐かしさが詰まっています。
子供のいる家庭なら子供の行動から思い出されるのでしょうけれど、子供がいないどころが独り者には思い出すキッカケすらないので、大人になって思い出させてくれるのが素直にすごいと思えます。
牧場の楽しかったことに影響されてのごっこ遊びはそうでもないですが、あべこべごっこなんて発想はもう自分にはまず出てこないなぁ。
子供の発想ってすごい。
それを描いてしまうのもすごい。

日々は毎日繋がっていて、そんな当たり前のことが感じられるのがまた良いんですよね。
牧場やあべこべごっこは元より、携帯電話と言われて糸電話の紙コップが出てきたのなんてもうね。

そして前から言われていた、風香の学校の文化祭ですよ！
「cafe フランス人」Tシャツは風香がデザインしたに違いない。
8巻の個人的な最大の見所は、とーちゃんをみた風香のクラスメイトが言った「あれ風香のだんな？」。
このセリフだけでニヤけてしまいます。
風香の彼氏はバツイチ子持ちでよつばちゃんと仲が良いということは再婚も承知の上、とか彼女は思ったのかなと考えると楽しいです。
あと、横っ腹によつばのタックルを喰らったしまうーの顔が良いなぁ。目が。
同じように50話の、暴言を言われたあさぎの顔も目が良いですね。

もうひとつの祭、こっちは地域のイベントの祭でこういうイベント事ははしゃぐ子供達が可愛いですね。
見るもの見るものが新鮮で、顔が輝いているのが可愛い。
この祭では天狗が大活躍で、よつばのビビリっぷりがマジすぎて逆に微笑ましいです。
大人の悪ノリは祭りだから…と思ったけど、普段からこうだわ。ここの大人達は。
で、ジャンボとみうらのやりとりがこれまた不思議とニヤけてしまう。
ジャンボがみうらを見つけた時の目の優しさ、みうらのジャンボへの対応の素っ気なさが良いなぁ。

今後また出てくるかわかりませんが、祭でよつばの隣にいた同い年くらいの目がグリグリした女の子が可愛いですね。
何かすごい目に止まるし、よつばと仲良くなった感じなので、同年代の友達になっていると嬉しいな。