ここ1ヶ月くらいの雑誌感想色々。百合風味そのいち。
購読しているものの中途半端に読んで積んでいた雑誌の消化をしていたので、百合な作品だけピックアップして簡単に感想をー。
今日はとりあえず3誌分。
※雑誌感想はネタバレを含みます。
GIRL FIRENDS / 森永みるく
ついにきた!というべき展開。
シチュエーション的には意図したものじゃなくて、ロマンチックなものとは言えないけれど、感情が溢れ出しすぎてしまっての告白。
自暴自棄気味に男と付き合うことを決めたまり。
まりに彼氏ができたことを喜び、応援するあっこ。
あっこは当然、まりが本当は誰を好きなのか知らないのでただ純粋に親友としての応援なんですが、だからこそ残酷だよなぁ。
諦めようとした相手に「(諦めなければ)ちゃんと恋は叶う」なんて言われたまりの心境は計り知れません。
あっこにキスするまりの表情が、する前も後も描かれていないのが切なさを増します。
今後の関係の変化が気になって仕方が無いんですが、9月号から完全連載化になったので嬉しくて堪りません。
次は2ヵ月後じゃないんだよ!
青い花 / 志村貴子
1ページ目の、1ページ丸々使われている放心しているふみちゃんがかわいすぎるのですが。
藤が谷の演劇祭に客演で出ることになったふみちゃん。
去年の杉本先輩の活躍と彼女がふみちゃんをベタぼめしていたらしく、実際の実力はそうでもないふみちゃんはプレッシャーに押しつぶされそうになるのですが、そこで「あーちゃんにいい顔したくて」とも考えているのが妙に微笑ましく思えました。
ふみちゃんの心境はそれどころじゃないんだけども。
屈託なくふみちゃんに話しかける後輩ちゃんの登場で、ふみちゃんの自信に繋がりそうですね。
それが恋愛的な行動力にも繋がるんじゃないかと思います。
オクターヴ / 秋山はる
地元の唯一の友人に呼ばれて、節子を連れて帰省する雪乃。
2人旅の電車の中で地元のことだけじゃなくて、長い時間色んなことを話すことで距離が縮まる感じが良いなぁ。
全く知らない面じゃなくて、今まで話して知っていることから発展させての話題なのがなんとなく他愛なくて。
節子が以前にユニットを組んでた娘の名前を出した時に、「地元の友人が節子を好きになったらどうしよう」と自分が言ったこととリンクしてショックを受ける雪乃。
そのショックの受け方が、節子が男とセックスしたことがあると聞いた時より深刻なものに見えて仕方がありません。
節子に「男と寝てきてもいいよ」と言われて悩んでいたことは吹っ飛んだ感じすらします。
男性経験がなく、節子とのセックスしか知らない雪乃にとっては、女性とのセックスの方がリアルに感じられるんでしょうね。
節子が男の身体より女の身体の方が好きだと言ってたしなぁ。