40代新米両親カップルのスローライフ - ピンクペッパー(1)
南Q太先生の新刊「ピンクペッパー」は、小さい子供を持つ大人なカップルのお話です。
乳幼児がいて生活に大きな影響を与えるけれど、子育て漫画に非ず。
大人カップルを描いた漫画です。
それなりに人生経験も積んでいる2人ですが、40代になって子供ができて、その歳でも沢山の初めてのことを経験していくのが面白い。
40過ぎてやっとわかることってあるんだね
オビのキャッチコピーにも使われているこのセリフが印象的。
仲のいい夫婦、子供のいる生活は穏やかな日々では決してなく、初めての子育ての戸惑いと不安に神経を擦り減らす毎日。
過去の離婚から人間不信にもなったバツイチの夫、妻は高齢出産を経験したということもありますし。
それでも、お互いを思いやる夫婦の日々は幸せなものといえましょう。
ゆったりスローライフ。
母親になって子育てして、自分が若い頃に出産した女性に対して思ったことを顧みて、彼女達の気持ちが初めてわかったくだりがやはり印象に残っています。
想像することと、実際に経験することは全然違うのよなぁ。
他の母親の先輩達とのふれあい、夫の協力や支えあいから子育て生活も安定していくのが読んでいて嬉しい。
掲載誌と内容から男の私は本来の読者層から外れていると思うのですが、女性、特に子育て経験のある女性なら読んでまた違った感慨があるんだろうなぁ。
