「さよなら絶望先生」第16集は、新キャラの大浦さんが和むじゃないか



さよなら絶望先生(16)/久米田康治(Amazon)


テコ入れなのか、新キャラの女生徒さんを3人引っさげて「絶望先生」の16巻が出ました。


新キャラの大らかな大浦可奈子さん、かわいいじゃないですか。
連載で読んでたんですけど記憶から薄れてしまっていて、改めてみるとすげーかわいい。
袖をだらんとし、アホみたいにボケーッとしていて、大らかな子というよりもアホの子に見えますが、カバー裏まで含めて裏表紙を飾るとは。
2のへの女子は(奈美以外)アクの強い子が多いからこそ、ボーッとした大浦さんがまったりした癒しに見えるんでしょうね。
他の新キャラの丸内・根津両名もアレですし。


それにしても、大浦さん初登場回の次の回(丸内・根津初登場回)の霧ちゃんの破壊力には参った。ヒニャリ。
やはり私は小森霧ひいきだわー。
糸色先生争奪にも、頭ひとつ出てまといと争うポジションにいるだけにニヤリとします。
一緒に暮らしているのを印象付けられるネタも多かった気がしますし、同居ネタ好きには堪りませぬ。



時事ネタ、羅列ネタもいつもながらで、単行本で読むと「そういやこんなことがあったなぁ」と思い出させてくれますね。
某国と某宗教団体ネタが多く目に付くのは、あれか、私が痛いニュースを毎日見ているからか。
あと政治ネタ。
最近、ふと国会はエンターテイメントかなんかなのか、と思う時があります。「ゴックンはしてない」って何だよ。ネタ提供か。揚げ足揚げてるのか。
いや、そう感じてる場合じゃないしシャレになってないけど、ねぇ…。
なもんで、「絶望先生」を読むとちょっと肩の力が抜けます。
久米田先生も多分、腹に据えかねているところはあるんだろうなぁ。
宜しくない世の中の出来事も、多少はエンターテイメントとしてネタに思えることに「絶望先生」も一役買ってると思う漫画好きです。



各所にある、あるあるすぎて痛いネタもありつつ楽しく読んでいるのですが、紙ブログを読むと一気にドンヨリさせてくれますね。
自虐ネタが多いのはいつものことですが、今回は異様にお弟子さんのネタが多かったような。
どんどんストレートになってる気が。



今巻は「認定している機関は認められているか」というネタがあるので、それに因んでオビが糸色家御用達認定堂より認定されて推薦図書になっているわけですが、田丸浩史先生が「レイモンド」で自薦オビをやっていたのを思い出したのは私だけではないはずだ。