「弱虫ペダル」5巻は、頼れる先輩の巻島さんがカッコイイっショ!



弱虫ペダル(5)/渡辺航(Amazon)
seihukunuidra's Website(作者サイト)


巻島さん、かっこいいっショ!



弱虫ペダル」の5巻は表紙が巻島さんで、1年3人以外が表紙を飾るのは初めて。
内容も巻島さんの存在は大きくて、納得の表紙です。
巻島さんカッコイイ。


1年の個人練習と称して、1年vs上級生の1対1のレースが展開されます。
坂道たち3人には、それぞれの得意分野に対応した3年が相手!
得意分野で圧倒的な力の差を見せつけ、課題を浮き彫りにし、闘争心を煽る作戦です。
坂道の相手は、もちろん同じクライマーの巻島さん。燃える展開!



何かと助言をくれたり、緊張をとこうとしてくれたり、会話が苦手なのに話題を振ってくれたりと、坂道を気にかけている巻島さん。
坂道と同じで特化したクライマーですが、そのスタイルは特殊で、完全自己流。
見ても参考にならないし、真似できない。
ゆえに誰のアドバイスもなく、参考にできる人もおらずとも、一人で磨き高め、武器に昇華した人。
だからこそ、巻島さんの走りに坂道は憧れに似た感情を抱いたのでしょう。


「やっぱオレは自転車でしか会話できねェ」


カッコイイよ、巻島さん!変な話し方だけど!
巻島さんの異様なダンシングを真似しようとしてコケる坂道を見ると、動物の仔と親のような関係に見えたりします。
兄のようであり、保護者のような。
合宿でもアドバイスせずにはいられなかったのも、巻島さんの人の良さが出ているかと。


異様に長い手足に、異様なダンシング、会話での覗き込むような姿勢、妙な語尾、妙なタレ目(?)にニヤけ面、カラーでの髪の色も妙な長髪…と不気味な要素は多いのですが、すげーお人好しっぽいのがカッコ良すぎます。



それにしても、「平地でド遅い」と自認する巻島さんをも引っ張る”肉弾列車”の風除け効果と速度は凄いとしか言い様がないのですよ。田所さん。