待望も待望の「ACONY」1巻が出たよ
ついに、ついに「ACONY」の単行本が出たのですよ!
本当に待ってましたという言葉が合います。
冬目先生のファンならば、待つのはまぁ普通のこととして織り込み済みと思いますが、しかし長かった。
だって、「ACONY」を中断して「ハツカネズミの時間」を連載してたんだもの。
私は冬目先生の信者なので「ハツカネズミの時間」も好きでしたが、「ACONY」の方が好きでございます。
「ハツカネズミの時間」は人に割と私は薦め難かったりするのですが、「ACONY」はコミカルさがあるので冬目景作品を未読の方にも薦め易いです。
それにしても、「ハツカネズミの時間」の単行本宣伝漫画や休載だった時のお詫び漫画が収録されているのが嬉しすぎます。
こういう漫画や、「無限の住人」の予告ページ、「プーねこ」などのセリフ改変単行本宣伝などなどは雑誌を買っていないと読めないけど面白いので、是非とも単行本に収録して欲しいものです。
カラーページがふんだんにあるのも嬉しい。
はてさて、初出を見ると2003年に掲載された分が多いのでかなり忘れてしまっていましたが、懐かしさも感じて楽しんで読めました。
やっぱり「ACONY」面白い。
モトミ少年は祖父が住んでいるアパートにやってきたのですが、そのアパートは実は幽霊屋敷で住人は妙な人ばかり。人じゃないのもいるし。
そこで出会った自称”死人”の少女・アコニー。
外見は小学生で、実は23歳。見た目と言動のギャップが可愛い。
彼女の行方不明の母親の話がメインながら、住人やモトミの友人との出来事もあってアパートものとしての楽しさもあるんですよ。
だから、冬目作品らしいノスタルジックなシリアスさと、賑やかなコミカルさがあるのです。
最近の連載分で出てきた新キャラなんてコメディ担当にしか見えません。
「幻影博覧会」の3巻も出ましたし、来月にはスピリッツでシリーズ連載していた「ももんち」も単行本が出ます。
ファンにとっては心配になるくらいの新刊続きで嬉しすぎます。
関連
○ACONY1巻発売 「“変”だけどとても“キュート”な彼女…。僕は彼女と友達になった…」: せなか:オタロードBlog
2003年連載開始で2009年に1巻発売
アコニー嬢、遂にお茶の間登場!!