ゲッサンはオッサンホイホイな雑誌だと思ってたけど、そうでもなかった



ゲッサン 創刊号(Amazon)


月刊少年サンデーこと、「ゲッサン」が創刊されたので買ってきました。
創刊号ですし、付録のあだち充先生のエッセイコミック全集と、「あずまんが大王 補習編」が目当てでございます。
付録も含めて全作品読了。


看板にあだち充先生、ながいけん先生の復活、事前情報でのベテラン作家陣、表紙デザインなどから、ゲッサンはオッサンホイホイな雑誌だと思っておりました。
あずまんが大王」もよく考えたら10周年で、リアルタイムで読んでいた人の多くは当時学生だったろうし、20歳以上をターゲットとした雑誌なんだろうって。
で、読んでみたらばオッサンホイホイというわけでもなかった。



月刊少年サンデー」だけど、想定読者層は青年誌に近い印象ですね。
あずまんが大王」を除けば、他誌からの移籍は「アオイホノオ」と「ビーチスターズ」なので、ヤンサンに近いイメージを受けました。
どちらも面白い漫画だけに続きが読めるのが嬉しいです。
アオイホノオ」はやはりというか、今回もやりすぎだwww
月刊少年サンデーなネタを組み込み、同じ雑誌に掲載されている大御所のあだち先生をネタにしていて爆笑、しかしちゃんとフォローも入れるのがさすがです。


あずまんが大王」はまさかの小学館からの新装版発売でビックリしたのですが、続編が読めるのが素直に嬉しすぎます。
大阪が出ずっぱりな印象でしたが、よみのお腹に性的な意味で興奮したのは私だけじゃないはずだ!



その他の作品は新連載で、雑誌の方向性はジャンプSQ.と近いと思われるのですが、SQ.の時ほどの衝撃は感じませんでした。
1話目だからまだこれからというのもあるものの、「この漫画はヤバイ!!!」って感じた新連載がなかったんです。私がターゲット層からズレてる?
いやいや、サンデーとして”ラブコメ分”と”スポーツ分”が足りない感じなんですよ。
1話だけ読むと、既存の雑誌で例えるなら、GXよりのIKKIという感じ。さっきはヤンサンに近いって言ったのにね。
これから色々始まりそうな導入の漫画が多く、ラブコメ分はこれからでしょうね。
あとは”戦い”をテーマにした漫画も多いけど、バトル漫画っぽくはないものも多いので面白そうです。


しかしながら、付録が面白かっただけに2号目も楽しみにしています。
付録はあだち先生のエッセイコミック全集の他に、「愛と勇気のミニ読切集」という小冊子が付いているのです。
これが15名の作家さんによる読切集で、「アオイホノオ」や「ビーチスターズ」なんかは本編の番外編だったり、日記漫画だったり、「愛と勇気」をテーマにした読切などが掲載されています。
読切面白かったですし、何よりもモリタイシ先生の漫画家飲み会レポ漫画が漫画好きには面白すぎです。
某小規模なF先生がアレな感じに描かれていたり、漫画家25人参加の飲み会に至るまでの経緯とか、漫画家も好きな漫画好きじゃないと楽しめない内容だろうけど、それだけに面白かったのですよ。