最近の読了本と感想諸々などなど
雑誌で読んでる漫画が多いので、積んでる漫画をある程度崩してから新刊に手をつけるような感じで読書してます。
GA-芸術科アートデザインクラス-(3) / きゆづきさとこ
毎週火曜はチューズデイ! / OYSTER
恋愛!という感じの百合漫画が大好きですが、コメディノリの百合も大好きなのです。
「える・えるシスター」は今連載されてるギャグベースの百合漫画の中でもトップクラスで好きだったり。
シスコン姉妹をメインとしたドタバタは楽しく、その偏愛は微笑ましかったりでニヤける。
”純愛”ってか、”偏愛”だよね。姉妹以外もおかしいですし。
コスミック出版
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同人誌の総集編。百合。
2人組サークルで、2人の作品を併録した上下巻2冊。
発売日に買ってたんですがようやく読めた…
コミティアで発表されていたシリーズ(1人1シリーズの2作品)をまとめた単行本で、これが面白いのですよ。
過去にトラウマを持ち自分の気持ちに一線を引いている、同性を好きになる女の子の話が好きです。
もうひとつの、恋を実感したことがない先輩との恋愛も可愛らしいながら、それだけではないのが良いです。
創作ジャンルの同人誌なので、元ネタも編集者もなくて、それで続きものでこれだけ面白いのがすごい。
ティアの作家さんはレベルが高いです。
大好きで発売日近くに買っていたのに、連載ですでに読んでいるのと他にやることがあったので後回しにしていたのですが、面白すぎてガツンときました。
二重に交錯するモノローグ、義姉への愛憎がもうね、揺さぶられる。
川本家が香子・後藤への感情と対極でありながら、既出の通りただ柔らかいだけの存在じゃないことを知っているから余計に甘えきれないってのもあるでしょうね。
そこで二階堂の友情がより映えると思いました。
あと、自意識に囚われすぎて周りが見えない、というのは自分にもままあるのでそれもグサリときます。
もっと努力しよう。時間を作る努力も。積んでるのは自己管理とか努力が足りないと思ったのでした。
色彩も重要な要素な漫画だから、カラーが多いのはいつもながら嬉しいですね。
先生だけでなく、上級生が話に絡むことも多くなってきて、別々で進んでいることがある点で重なるという構成が好きです。
各キャラ個人個人の特性に沿った課題への取り組みなど、発想がすごすぎると毎回思ってます。
鉄ペン党、仮面ペン友会、上忍ならぬ上アシ、攻撃になるアシスタント術などなど、魯介節炸裂なアシスタント漫画も完結。
「貴様は漫画家にはなれぬ。一生アシスタントだ!」、「我々が漫画家を操るのだ!」とプロアシに満足して作品を創り出さない鉄ペン党と、鉄ペン党を抜けデビューを目指して足掻くケイカとの最終話は訴えかけるものがありました。
あと、ケイカとたまえのカップルはエロいよね。
見分けのつかないネズミオンリーの4コマで、キャラクターの説明も必要なく、どれか1つだけを突然読んでも、老若男女楽しめる正統派の4コマ。
百聞は一見にしかず、web版があるので気になった方はどうぞ。
web版が単行本に収録されてないのが残念。