暴れん坊本屋さん(2)


暴れん坊本屋さん(2)/久世番子


小学生の時の夢は本屋でした。


全国書店員からの反響が物凄く、各書店のPOPにも気合がはいっている「暴本」の2巻が発売されましたよ。
作者の久世先生は現役漫画家兼書店員なので、リアルな書店事情が綴られていて書店員・書店経験者はもちろん、本屋好きには共感できる部分が多すぎ&興味が尽きないですね。
かくいう私も書店でのバイト経験があるので、共感&懐かしさで何かが胸に込み上げてきますよ!
私も伊達に子供の時の夢は本屋じゃないですよ。また機会があれば書店で働きたいと思う本好きです。


内容的には一巻に比べて一般読者を置いてけぼりにしている感がありますが、コレで良いです!
二巻まで買うこの本の読者なんて本屋か本好きなんですから!


新刊の結束開封あたりなんか懐かしすぎて懐かしすぎて…
本当に多いんですよ、結束が強すぎて上下の本に結束痕が付いている本は!
当然はじくのですがそのまま品出ししている店もあって、自分の買った本に結束痕があると無性に怒りが…さすがに交換までしてもらいはしませんが。
だからか一番上の本は買いませんし、ある程度美本を選んで買います。
作中にあった人みたいなレベルまでは気にしませんけど。「辣韮の皮」の新寺レベルまで気にする人がいるから「オタクはイタイ人」って目で見られるんだよ、もう。


本屋の本棚って気になりますよね?
スキマがあったり並びが変だったりすると凄い気になります。
作中でもよその店の本棚整理をしていましたが、私もあまりにもアレな本棚だとしてしまいます。自分の部屋でも本棚だけはある程度の秩序を保ってますし!
勿論、書店の本棚だけでなく小売店の棚は普通に気になります。
まぁ実際は、自分の職場でも気付いて整理するように心がけていますが、なかなか理想通りにはいかずすぐ混沌としてしまうのです。


読む人を選ぶ本ですが、本屋好きなら必読です。